鬼怒無月 3days: Bondage Fruit + YAE

昨夜からピットインで鬼怒無月の3daysが始まっている。今年は2daysとか3daysはなるべく1本だけに絞ろうと決めていたので、この3daysも1本だけ選択。昨年の3daysで初めて見たBondage Fruitがカッコよかったので、昨夜か今夜かで、ゲストのYAEというヴォーカル入りの今夜。



YAEについてはなんとなく名前を見たことがあるような気がするけれどよくありそうな名前でもあるのでハッキリしない。まあ、それはどうでもいい。



ピットインのHPから面子をコピペ。

鬼怒無月(G)勝井祐二(Vn)大坪寛彦(B)高良久美子(Vib,Per)岡部洋一(Per)

スペシャルゲスト:YAE(Vo)



1stと2ndの最初の曲とアンコールがYAEの曲、2ndの残りがBFの曲をいう構成だった(と思う)。なのでYAEのライブとして見る事も出来る内容。YAEはワールド・ミュージック的な曲を書く。それはアイリッシュ的だったり中南米的だったりちょっとアラビックでちょっと北欧も。いくつもの要素が絡み合った汎音楽。そしてYAEのクセのない歌唱。一見、強い個性ではない。だけどその歌は、BFの演奏を大らかにしている雰囲気。それはYAEの楽曲にのみの話ではなくて、BFの曲でも感じる事が出来た。



2ndの最初は鬼怒とYAEのデュオ。音数少ない中だから余計にその声が響いてくる。淀みない歌声。ここでは日本人ならではの部分がハッキリ出ていたと思う。



もちろんBFもYAEのペースに持っていかれるだけじゃなく、上げどころの上がり方は半端ない。勝井と岡部がヒートして、大坪のベースは重くも無く軽くも無い音で真ん中に居て、高良さんのマリンバは別のところで鳴っているように聴こえてくる。そして今夜、20年の歴史を持つBFのリーダーをYAEに明け渡した本来の主役の鬼怒は、1stはアコギのみだったけれど、2ndではエレキも使って元リーダーとしての存在感。でもオレは鬼怒のアコギが気に入っている。



BF、今年はもう1回ぐらいは絶対に見る。それは昨年も思っていたのだけど、普段はピットインで演奏をしないので、スケジュールのチェックを忘れてしまった。今年はまめにチェックして、行きやすいところのライブを探そう。


MCは相変わらずとぼけていた。その中の一番の大ネタは、今夜の演奏とは関係の無い吉田達也ネタ。沢田穣治の録音に鬼怒と吉田が参加した時に、とある歌手が居て、吉田がその歌手のファンだったとか。吉田達也のイメージからは程遠いあの人・・・。しかもそこで吉田が磨崖仏語をかましたらしく、その歌手がそれを気に入って、「それは何語ですか?」と訊ねたところ、「Magumaって知ってますか?」と、話したらしい・・・。・・・。