江古田 (エクアドル)

Brassticksのライブを見るとき、その直前まで「今回は流石に飽きてるだろう」と、毎度思う。なんでか?は、オレの趣向からは微妙というか、結構ずれているバンドなので、たまたま嵌る時はあったとしても、今度は違うんだろうなという危惧。毎回そう思いながら5度目のBrassticks。

今夜も頭はThelonious Monkの「Let's Cool One」。ここでピットインのHPから面子のコピペ。



青木タイセイ(Tb,Arr)佐々木史郎,松島啓之,中野勇介(Tp)堂本雅樹(B-tb)ギデオンジュークス(Tuba)芳垣安洋(Ds)



今夜はトランペットが3人という編成。今までは松島と中野のどちらかが佐々木と組む形だったのに、揃い踏み。音の煌びやかが増す。だけどそれが、ちょっとオレの危惧に沿う形になった。「Let's Cool One」は、今夜の小さなビッグバンドの演奏に似合いすぎ。変な話だけど、そのせいでイマイチ嵌れない。いよいよ今夜でオレの危惧も現実になるな、と。

この後はKurt Weillの、主に『三文オペラ』の曲が続く。そして本編とアンコールが終わる頃には「何か知らんけどこのバンドいいんだよな」と、思っている。ここも実はいつものパターン。

前のログを見て気付いたのだけど、若干、曲順が違うところもあったけれど、今夜と前回は殆ど同じ曲を演奏している。だからと言ってなんでもないけど。



ジャズじゃなくてアヴァンやフリーは全く無くて、でも少しジャジーで、やっぱり中南米的で。室内楽だけど、こじんまりしてない。相変わらずよくわからないけれど、聴いている時はそんな事はどうでもいい。

多分オレはこのバンドを気に入っている。でも次回も危惧しながら足を向ける予定。その方が面白いから。