My Favorite CD (2009 Best10+2)

今年も誰にも依頼されてなくても勝手に考えて勝手に公表。今年も月毎の12枚に絞った。だけど反則技つき。追記で補足。
順位無し 選出月順 (Z並び)




一応月毎のセレクトで、リリース月かオレが購入した月にあてはめている。
1月はJohn Butcherの『Resonant Spaces』。これを手に入れたのは2月なのだけど正式なリリース日はよくわからない。昨年リリースと書いたところもある。なので無理やり1月枠。この作品はとにかく音色。この手の作品はこれまでにも色々聴いてきたけれど、我慢の必要が少しも無い唯一の作品。だから月1度という限定した聴き方をした。そして、この系の作品は殆ど聴かなかったし購入も控えた。だけど最近Butcherの作品をFtarriで購入し、今年リリースされたErstwhileの作品もセールを利用してまとめてオーダー。そうする事で、この作品から少し距離をとれる予定。
2月はJohn Fruscianteの『The Empyrean』。インパクトの強い作品では無いけど繰り返させる。この作品にはアメリカーナの面を強く感じるのだけど、だから、このせいでこの後手にしたアメリカーナの作品はイマイチに思った。Jim O'RourkeやJoe Henryの新作も、1度だけ耳にしてとりあえず封印している。
3月はFrictionの『Deepers』。これはファン枠で入れたとも言えるのだけど、年間通じて繰り返した回数でも多分1番になったはず。オリジナルで固めずにカバー曲が収録されているというところをどう思うのか?で、評価が分かれるのかもしれないけれど、オレはどうも思わず単純に聴き倒した。
4月はMelvin Gibbsの『Ancients Speak』。ミクスチャー音楽。
5月はOlaf Rupp / Michael Wertmullerの『The Specter of Genius』を無理やり。これは12月に購入したのだけど、リリースが5月らしいので無理やりここに。Wertmullerは勿論凄いけど、ギターのRuppが!!!というぐらい凄い。
6月は悩んだ末にKilla Sistaの『From Far East』。一見当たり前なこの音作りは、それでもまだ、そのまま有効。
7月は石橋英子 / Gianni Gebbia / Daniele Camarda の『MABOROSHI』。このミニマルに嵌ると嵌りっぱなし。
8月はMoritz Von Oswald Trio『Vertical Ascent』。音響系スレスレのミニマルはボーダーライン上なのだけど、それでもあちら側に行かずに踏み止まっているところがMVOの頭の中。
9月はSuicidal Tendencies&その他の『Year of the Cycos』。Brutal Truthとどちらにするか悩んだけれど、色々入りなこの作品が楽しい。でもこれはアメリカでは昨年、日本でも帯付きで今年の8月リリース。さらに手にしたのも10月なのだけど、取れてない間を取って9月枠。
10月はTyshawn Soreyの『Koan』。こっちは正式なリリース日はよくわからない。だけどこれが出ているのを知って探したけれど日本では見当たらず、レーベルに直接オーダーして手に入ったのが10月。前作『That / Not』も『Koan』も、ジャズ・ドラマーの作品という勝手な想像から外れた別枠の音楽。
11月はThe Flaming Lipsの『Embryonic』。これはあまり期待せずに聴いて吹っ飛ばされた。四の五の無しのロック。
12月枠は、昨日一昨日の新幹線の中で、上記に選ばなかった作品で頭に思い浮かぶものをじっくり聴いた。その結果。Joe Morrisの『Colorfield』を選ぶ。これまでにMorrisの作品は何枚か持っていたけれど、ちょっと頭の中から消えつつある頃にDavid S. Wareの『Shakti』で思い出し、今年リリースされた4枚のMorris名義の作品とセッション的なアルバムも手にして、この人のギターを忘れる事は出来なくなった。シングル・ノートで細かく音を紡ぐのがMorrisらしさで、それが最も濃いのは『Colorfield』。ちなみに『Wildlife』と『High Definition』はアコベ奏者としてのアルバム。ギタリストの弾くベースっていうとエレベがお決まりなのに、Morrisは普通じゃない。
他に印象に残った作品も色々あるのでそれについても色々書こうかと思ったけどめんどくさいので今年は止めた。
では、また。

ピース