David Sylvian

イブにフリージャズのライブを聴くってのもいいなあと思っていた。が、昨日から風邪。朝起きてすぐに喉の具合が悪いと気付いて、起きるのも辛く、殆ど寝た。ホントは昨夜も見たいライブがあったのだけど、無理だった。今朝は多少回復したけれど、まだ喉が辛いしちょっと頭痛。仕事には行ったけれど、こじらせるのがイヤで、ピットインには行かずに帰ってきた。

昨日は寝ながら色々とCDを聴きまくり。一度しか聴いてなかったものや全然聴いてなかったものを聴きながら、今年のベストも考えたりして、結構有意義。



購入時の時期には似合わなかったDavid Sylvianの『Manafon』。改めてじっくり再生。『Blemish』の続編と言われる作品。そういわれるのは『Blemish』のBailey参加の曲と同じく、即興演奏をマテリアルとしてトラックを作り上げているからで、そこにはKeith Rowe、John Tilbury、Franz Hautzinger、Burkard Stangl、Fennesz、更には日本からも3曲に参加した大友良英に加えて、Sachiko M、中村としまる、秋山徹次が1曲参加したトラックがある。

『Blemish』にはエレクトロニカな側面もあって、今思うとそこは受け入れやすさ。それに比べると『Manafon』は容赦ない。わかりやすく圧迫してこないだけに、この手の音を知らない人達には掴みどころは見つけにくいはず。一見主張せずに薄く存在する音と、年々凄みを増しているSylvianの声はコントラスト以上の感触。この中でEvan Parkerのサックスの存在感は、あえてそれを狙った配置なのだと思う。







リリース時に手にしたのは輸入盤。だけどその後、デラックス・エディションがある事を知り、調べるとプレス数の少ないものだとわかる。そして一応amazonで予約を受け付けていたので、手に入らないとわかっていながら予約を入れて数ヶ月。いきなり届く。驚く。なんで?と思ったら、結局増産されたらしい・・・。まあそれならと、DVDを見ると、参加したミュージシャンのインタビューの様な映像が延々と、勿論字幕なしの英語・・・。国内盤にはリミックスが1曲ボーナスされているけど、来年リミックス盤リリースの噂・・・。







David Sylvian 『Manafon』