Noel Akchote

アンリのハンド。これはかなりショッキングなプレー。

マラドーナの「神の手」も・・・という話もあるけれど、マラドーナの肩を持つつもりはないけれど、あれは思わず触ったものがそのままゴールしてしまったもので、ワン・プレーで終わってるし、あの後あの5人抜きがあって、イングランドも諦めがついた試合だった。

アンリは意図的にボールを止めにかかって、さらに足でプレーを続けてしまっている。これを今後一生アンリは背負っていくわけで、多分冷静になってからは後悔するのだろうけど、取り返しはつかない。アーセナルのユニフォームを着ているときのアンリが左サイドからドリブルで上がっていくとゴールシーンの期待が高まる、そんな面白い選手だった。あの頃は最も優れた選手の1人だった。だからこそホントに残念なプレー。がっかりした。

こういう時に「これがサッカー」と言う人がいるけれど、例えば自国のチームがこういう負け方してもそう言えるのだろうか? そして何よりこれで負ける事になった選手の気持ちを考えれば、そんな無責任な言葉は出ない気がする。W杯は4年に1度しか行われない。





プラティニはコメントを避けられないはず。なんて言うのだろう?



昨日のライブを見終わって外に出ると、ライブのチラシを渡される。見る。「マジ?」。Noel Akchoteが来年の1月に来日。しかも元Gastr Del SolDavid Grubbsと連名。一見意外そうな組合せだけど、GrubbsのアルバムにAkchoteが参加してたりする。いきなり来年見るライブが1つ決まった。

Akchoteを知るキッカケはBaileyとのデュオ作『Close to the Kitchen』。これは元々アナログでしかリリースしないというレーベルから出たもので、だからアナログで購入したのだけど、結局CDにもなっている。Baileyはギター同士の演奏(特にデュオ?)をあまり好まないという事で、ギター・デュオ作はこれとHenry Kaiserとの『Wireforks』、他にもあったかもしれないけれど、すぐに頭に浮かぶのはこの2作。

Akchoteの『Adult Guitaricon』、『Sonny IIicon』、『So Lucky』というギターを前面に押し出した作品が好きで、そうじゃないものもいくつか手にしてきた。昨年リリースされた『Toi Meme』も即手にしたのだけど、これはよくわからない作品で、あまり聴いてない。何回か試したのだけど、大体3曲目辺りで止めてしまっていた。だけど折角の機会なので久々に再生。よくわからないというのはやってる音楽が難解という事じゃなくて、意図がわからない。曲そのものはわかりやすくすらあって、ミュゼット的というでもいうのか、とにかくそういうものとか、コミカルなもの、バンドネオンな音色を活かしたものとか、ジャズっぽいものとか、Marvin Gayeの「Inner City Blues」のカバー、フィールドレコーディングの様に会話が交じりこんだりとか、とりとめない。で、これを聴きながらジャケットを見ていて、このジャケットの雰囲気がこのアルバムを説明しているような気がしてきた。





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Noel Akchote 『Toi Meme』



昨日はボージョレ・ヌーボーの解禁日でもあって、個人的に妙にフランスな日だった。