Magic Sam

Howlin' Wolf、Muddy Waters、Sonny Boy Williamson II、Little Walter、これらを初めて聴いた時、繰り返す事になった。ロックには無いそのいなたさが理由。どうもこの連中はシカゴ・ブルースという事らしい。だけどMagic Samは繰り返さず。そしてJSBXから知ったHound Dog Taylorに戻ったり。



その時に聴いたMagic Samのアルバムは『West Side Soul』で、ブルースな名盤としてよく紹介されているもの。かなりいい感じのジャケットなのに、洗練されている。曲はまちがいなくブルージーなのだけど、なんか歌がソウルっぽい。

あまり期待せずに久々に聴きなおし。歌声はOtis ReddingとかWilson Picketを思い出させる。ブルースとしては洗練されているのに、ソウルとしてみれば泥臭いほうのサザン・ソウル的って事か。

別々になりはじめていたアフロ・アメリカンの音楽をもう1度同じところに押し込めようとしたのだろうか? とか、そういう大げさな考えじゃなくて、多分思うままにやった結果なのだろうと思う。でもこのソウルフルな歌声、今聴くとカッコいいな。今頃気付くというのは、オレにはよくある話。





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Magic Sam 『West Side Soul』