Citrus

今日の台風、色々。ホントは出張の予定だったのだけど、2日ほど前に厳しいと思い、行先に相談して延期。そうすると東北新幹線は止まらないとか、今の調子なら明日には大丈夫なんじゃ?とか、適当なことを言い出す連中。結果、今日の朝JRの在来線は止まるし、東北新幹線も勿論。無責任な発言した連中、そいつらの発言でオレが出張する事にしていたらどうするつもりだったのだろう?、それはそれで見てみたかった。まあ、ブチ切れのオレに逆ギレして・・・という展開だろうけど。

とは言っても、通常の通勤にも苦労。TVで山手線が止まっている事は知っていたけれど、一応念の為チェック。まだ動いていない。仕方なく副都心線に潜る。ところが幸運。渋谷は始発なので座れた。だけど新宿3丁目で降りて西新宿まで歩く羽目。朝っぱらかよと愚痴りながら地下道を歩いていると見た事の無い人混み。なんだ?と思ったら丸の内線。ホームから改札、さらにそこからもかなり人が並んでいる。可愛そうにと思うより、笑った。こうまでしてどこかに行かなければ行けないこの状況、なんかな。朝の電車で座れたとかで喜んでいるオレも含めて、かなり可愛そう?



そんな中、iPodで選択してたのはCitrusの『Pits are the Pits (25 Gold = Rare = Debris 1992 - 2000)』。今年の頭にリリースされたこれ、全く情報の無い状態でタワレコをウロウロ中に見つけ、「は?」と思わず声を出した・・・。まだやってたのか? だけどそうじゃなくて、EPなスタイルでしかリリースしていなかったものを纏めた編集盤。存命中はアルバムを出さなかったのに、なんでこのタイミング?、全く意味がわからない。でも即レジ。

手に入れて結構経つけど、色んな時に使用。Albini並みにわざとらしいぐらいのインディーな録音に、毒々しいまでのポップ。ガキの頃は嬉々として喰っていた舌の色を変えてしまうドロップとかジェリービーンズ並みのポップ。これを纏めて聴いていると感覚がおかしくなる。トラットリアからSeagull Screaming Kiss Her Kiss Her暴力温泉芸者と同時にEPがリリースされた時、その2つをボルト並に軽くちぎったオルタナ感に、SSKHKHと暴力温泉芸者が小物に見えた。結果暴力温泉芸者はその後聴いてないし、シーガルもアルバム1枚だけ聴いてその後は知らん。

Citrus渋谷系という事になるのかもしれない。別にそういう呼称でいいと思うし、どうでもいい。この強烈にポップなオルタナティヴは、アヴァンな連中をベン・ジョンソン並みにちぎったオルタナディヴ。



まさか無いだろうと思ったらあった。



音だけだけど、聴いてみ。





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Citrus 『Pits are the Pits (25 Gold = Rare = Debris 1992 - 2000)』