ロビンソンの庭

2年ちょっと前に『ロビンソンの庭』が見たいというログを書いた。あれからも時々ネットで中古が無いかと探したけれど、大体高い。なんかなあ、でも、もう2年もその気持ちのままだから、思い切ろうかなあとか思ってオクの相場を見て、¥3,000程で落札された記録がある。「え?、そんな値段で落とせたんだ?」と驚きチェックすると、輸入盤である事を知る。アメリカで07年に『Robinson's Garden』という英題でリリースされていた。慌ててamazon.comをチェック。見つける。マーケットプレイスで一番安い新品を購入することに決めた。送料を合わせても¥3,000を切った。到着に1月ぐらいかかるかと思っていたけれど1週間も経たずに到着。嬉々として取り出す。が、、、そこには『Robinson in Space』というタイトルのDVDが・・・。やられたのかオレ?と3日ほど悩んで、意を決して箇条書きに英文メールを打った。すると「We are very sorry about this mistake. We are sending the correct copy today.」という内容の返信。そして無事『Robinson's Garden』が届いた・・・。



このDVDは恐らくヴィデオテープがソースで、英語の字幕が入っている。その字幕を消す事は出来ない。要するにかなり雑な代物だけど、なんかこれはこれで味があっていいんじゃないか?と思う。いい感じにリマスターされた『ロビンソンの庭』なんて、なんか不自然。まあそれが出たら出たで気になると思うけど。



80年代終盤に差し掛かる、バブル前夜というかバブルの始まりと言うか、そういう時代が背景。今時の、他人と違う自分の作り方が確立されていてそれが受け入れられる雰囲気とは違って、他人と同じが出来ない自分を持て余す主人公とその周り。

コンテンポラリーな邦画には無い静的な雰囲気は古典的な邦画の方を思い出す。ストーリーがどうでもいいところは在りし日のフランス映画。飯屋の画は香港映画のようで、いつサモハン・キンポーが出てくるんだろう?、それともジャッキー・チェン?とか考える。



とにかくこの映画の雰囲気が気に入っている。





『Robinson's Garden』


サントラはじゃがたら、なのだけど、この映画のエンディング・ロールに流れるのは喜納昌吉&チャンプルーズの「すべての人の心に花を」。