■ 梅津和時 夏のぶりぶり2009 ■

ピットイン。「ふたつのサックス、ふたつの心。」というサブタイトルがついている。梅津和時坂田明という組合せ。

ジャズとか、そういう音楽が好きな日本人なら誰でも知っている2人。管楽器のデュオで1晩のライブというのはちょっと挑戦的な雰囲気。



どうなることかと思っていたけど、さすがの2人。坂田さんも梅津さんも、どっちも縦横無尽にサックスとかクラリネットを吹き鳴らし、そこに民謡的な坂田さんの歌とか合いの手の梅津さんの声とか、更にピアノを扱ったり。そこにユーモアも交える。音楽がカッコつけだったり、アートな雰囲気の為の道具じゃない事を2人の演奏が気付かせてくれる。なのでウダウダは止める。単純に最高に面白かった。

というのも違うか。カッコつけでもアートの為でも、大きなお金の為でも小銭の為でも、自己満足でも誰かの為でも、どれも音楽ですね。結局、演奏者自身が演奏に現れてくる。



ただ、ポーズの無い音楽の自由さが面白かった。