ナンバジャズ

なんかライブに行くの久々な感じ。ながら、またしても開演時間に少し遅れる・・・。スーパーデラックスの時は、少し緊張感が足りない。

(東京では)過去2回、ピットインでライブをやった山本精一芳垣安洋ナンバジャズ。今夜は、1st『鉄炮』をリリースしたdoubtmusicプレゼンツでSDLX。



ほぼ即興的に演奏していると思われるこのナンバジャズが、果たしてジャズなのかそうじゃないのか、それを考えながら見るのも面白い。結果、よくわからん。確かに山本はヤバイ時のブチ切れは無く、ちょっとぽい感じでギターをかき鳴らす。芳垣もガツガツ叩きこんだりはせずに、でもプリミティヴという事でもなく、ジャジーでもなく。要するに、凄く微妙な感じで演奏は進む。この微妙、すぐに上がるほうにも進みそうだし、イマイチなところに纏まりそうでもある。それが緊張感にならず、だけど緩いわけでもなくて、淡々ともしてない。凄く面白い微妙。

2ndは七尾旅人が加わる。シンガーでありながらアヴァン系とのライブをもこなすので、度々目にする名前。普通に歌うのかと思ったら、意味のわからない言葉を使って自らの声にエフェクトしたりサンプリングしたり。これが即興的に演奏されているのが面白く、それを山本がギターでフレーズしたり、芳垣もそういう叩きをしたり。七尾、ちょっと面白い。普通に歌う事もあるのなら、ちょっと聴いてみたい。



1st2ndともに2曲ずつの演奏だった。1stの最初の曲は30分は超えてたはずで、過去2回見た時にはここまで長い演奏は無かった。



アンコールは2人に戻って、しつこくジャズなのか違うのか、よくわからない感じ。最後の方、締めたつもりの山本と、締めない芳垣。で、結局また音を紡ぐ山本。笑えた。



何かこのぎこちない感じ、歩くという当たり前を歩くことを考えながらじゃないと出来ないなんば歩きそのものかも。それでも進むというところ。ナンバジャズって、ユニット名じゃなくて新しいジャンル?



doubtmusicプレゼンツだったので、そのdoubtmusicがTシャツを作っただとかでそれを物販していた。2ndが始まるまでの途中経過では1枚売れたらしいけど、終演後いったい何枚売れたのか? 勿論オレは買ってません。Tシャツは無地しか買いません。裏地にdoubtmusicのロゴが入っているとかなら有りです。そうなると、それを買う意味はよくわからんくなるけど。