Louds

The Grooversには元々リーダーでヴォーカル担当の西村茂樹が参加していた。だけどオレがGrooversを知った頃には既に現在のトリオ編成で、西村という人は全く知らないまま。



その西村の現在のバンドがLoudsというバンドらしく、そのバンドの面子を見て興味。2人配されたギタリストのひとりがヤマジカズヒデで、もう1人はMeTALpiLLの伊藤秀孝。ドラムの須藤俊明は元Melt-Banana、そしてベースがなんとサワサキヨシヒロで、サワサキがベースを弾く人だったという事に軽くショックを受ける。

肝心のリーダーの西村の事は殆ど知らないまま、『Punk Rock Liberation』を手に。これは1stにしてライブ盤。後日、映像版の『Punk Rock Liberation Right Now』もリリースされて、なんかちょっと・・・、という気持ちはある。



曲の感じは80年代のパンクで、そこに90年代以後の音が入り込む。オルタナ以降の音が当たり前になった状況では、ヤマジのシューゲイザーな音が取っ付き易くさせる。

西村の歌は、言葉や語り口は政治的なニュアンスも含めて頭脳警察辺りからの流れ(だと思う)。歌謡ロックとは全く異なる表現。

西村の本気でパンクする気持ちがバンド全体を鼓舞したかのような、前傾姿勢の演奏。ライブはそれなりにこなしているようなのだけど、殆どが亀戸ハードコアというハコなので、ちょっと足が遠い。城南での機会を待つ。



ライブ映像が結構YouTubeにあった。



ホントは「R.P.L.」という曲を聴いて欲しいのだけど、残念ながらアップされている映像ではベース音が無くて厳しい。



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Louds 『Punk Rock Liberation』