Ramblin' Jack Elliott

Ramblin' Jack Elliott、やたらカッコいい名前だなと思った。Dylanに影響を与えたとして有名だとか。一応Dylan好きの端くれのつもりなのだけど、その名前を全く記憶していなかった。77歳という齢、そしてレーベルがANTIというのも興味を大きくした。

A Stranger Here』はANTIからの3年ぶりの新作。前作『I Stand Alone』はゲストでNels ClineとFleaが参加していて、こっちの方がオレの興味を引きそうなのに気付いていなかった。



ブルースのカバー集。とは言っても、シカゴ・ブルースとかのあの辺じゃなくて、もうちょい前、だと思う。その歌の元々の持ち主達を聴いてはなくても、すり込まれている名前はいくつもある。

わかりやすい現在的な装飾はなく、RJEの歌声も極めて個性的というわけでもなく、要するに一見して掴まれる類では無いのだけど、あの時代の楽曲を今の音のクオリティーで再現して見せただけじゃないか?と思ったりするのだけど、もしホントにそういう狙いなら潔くていいと思うのだけど、そんなわけないか。

加年で研ぎ澄まされたブルースじゃなくて、経年で磨き上げられたブルースなんじゃないだろうか?とか、思う。でもRJEはアメリカン・フォークに括られる人。もしかして、ブルースもフォークも結局、感情の発露という意味で同じという事を見せているのかも。やっぱ下手な推測はいいか・・・。



この作品のプロデュースもJoe Henry。結局それが、購入の最大の理由。





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Ramblin' Jack Elliott 『A Stranger Here』