Allen Toussaint
とりあえずビッグな存在は少しは聴いておきたいと思っていても、なんとなく外してしまう場合もある。Allen Toussaintもなんとなく聴いてなかった。初めてマトモに手にしたのがElvis Costelloとの『River in Reverse』だけど、それも連名なので新作の『The Bright Mississippi』がホントの初めてマトモ。こんなビッグネームをここまで聴いていなかったというのは、何故か恥ずかしい気分になる・・・。
ジャズという事になっている『The Bright Mississippi』、確かにジャズ。だけどここで言うジャズは所謂モダンなジャズ以前の雰囲気。多分ニューオリンズなジャズという事になるのだと思う。温かみ溢れる牧歌的なジャズ。20代の頃までのオレなら間違いなく途中で止めている。いや、オレの好きなあの人がギターを弾いているので、それの意味を見出す為に無理やりわかった気分になる為に繰り返した可能性もある。
ここには当たり前の様にR&Bもブルースも感じるのだけど、それは混ぜ合わせたのか、それともそもそもニューオリンズなジャズにそういう成分が入っていたのか、Allen Toussaintだからなのか、全然わからないのだけど、どうでもいい。
ちなみにかなり豪華なバック陣。それはリンク先を。あえて1つだけ書き出すと、プロデュースはJoe Henry。この男、今、最も。
Allen Toussaint 『The Bright Mississippi』