Sunrise発売記念

レコファンに『Sunrise』が置いてあって、なんかジャケットがいい感じなので手にとって見て、Little Tempoの土生“TICO”剛と田村玄一、そしてBuffalo Daughter大野由美子によるユニットである事を帯で知る。Little Tempoの2人と大野由美子?、なんかちょっと変なことやってる系?、と思って、戻した。

その後、余計なことをしていないスティール・パンのユニットである事を知り、夏向きとしてちょうどいいかもと思いなおし、レコファンで購入しようと思ったけれど既に無くなっていて、じゃタワレコなりネットなりで買おうかと思ったけれど、なんかめんどくなって保留にしていた。

だけどこのSunshine Love Steel Orchestraがスーパーデラックスでライブがある事を3日程前に気付く。暇だし行って見る事にした。



Little Tempoのライブは見たことがあるのだけど、それももう、多分前世紀の話。その後もCDは結構聴いているのだけど、ライブには行ってなかった。Buffalo Daughterは、多少は聴いているのだけど、これも特にライブを見たいというバンドでもないので、大野さん、今夜初めて見るなあとか、思いながらいつもの様に開演時間に遅れてSDLXに到着。ポピュラリティのあるユニットなので縦長のセッティングかと思いきや、SDLXらしい横長。予想していた通り結構ギュウギュウ。別に問題ない。とか思っていると演奏が始まる。



3人なのにオケを名乗っているSLSOに加えて、アルバムに参加しているらしいドラムの椎野恭一、パーカッションの田鹿健太、そして元Mute Beat松永孝義がアコベで参加。PA内田直之



演奏は、Little Tempoを知っていれば特に新味は無い。ドラム缶をぶった切って加工した3つのスティール・パンが音を奏でる。緩い。スティール・パンっていってみりゃメタル・パーカッションなのに、何故現実逃避させるような緩さがあるのだろう?

サポートのメンバーが抜けたり再び加わったりしながら演奏は続く。そしてもう1人スティール・パン奏者が加わったりする。

途中で飽きるんじゃないかと思っていたけど、アンコールを含めて2時間弱という長さも、程好く纏まっていた。



演奏中映し出されていた映像も結構よくて、なんかonnacodomoみたいだなあと思っていたら、アンコール時に大野さんが「codomo君」といっていたので、多分そういう事なのだろう。CGとかじゃなくて、音を聴きながらリアルタイムでモノを使って見せるというアナログな行為。如何にもなアートよりも、こういう方が可愛げがあって面白い。



勿論物販で『Sunrise』を購入。これで今年の夏の困った時は回避出来る。