「超即興」DVD+CD発売記念ライヴ

内橋和久+吉田達也の即興シリーズのCDは結構楽しんでいた。一回ぐらいはライブ見とかんとと思っていたのだけど、いつもオレの行きにくいとこだったので無理しなかった。が、せんがわでのRUINS aloneで吉田がライブの告知。『Improvisations 3icon』(←HMV、なんか凄く安いんだけど)のリリース記念のライブが今日、高円寺Show Boatで。高円寺はあまりいい思い出が無いのだけど、暇だし、まあいいか。場所をチェックすると抱瓶の近く・・・。あ、ここ、来た事あるな・・・。



まずは内橋と吉田の即興セット。CDで聴いていた音が、より尖った状態でガツガツ。しかも変態的なプレーヤー2人、結構同期する。おお、さすがだな、とか思っていたのだけど、ぶっちゃけ、3曲目ぐらいで聴く為の集中力を消失。音が立ち過ぎでちょっと疲れる。ベースという楽器の役割がよくわかる。というかオレが普段、ベース音にかなり依存した聴き方をしているのだろう。この状態で聴き通すのは厳しいかもしれないので、帰ろうかなとか思っていたら、割とあっさり(40分ぐらい?)セットが終わった。



2ndはゲストの巻上公一清水一登による演奏。なんと巻上、ベースを持っている。一人で驚くオレ。

自由度の高いこの2人のセッション、最初の2人の様にこちらも変態的なのだけど、1stほど刺々しくない分、オレには聴きやすい。牧歌的でもある。面白。2人のユーモラスなヴォーカル。オカリナも扱いながら、鍵盤の音を凄く絶妙に挟み込む清水。ヴォーカルは一芸抜けている巻上は、ここではベースもインプロらしい扱いで、なかなか。穏やかなで変態なセッションが続く中、内橋と吉田が加わる。音のバランスがよくなる。さらに面白くなる。内橋がレゲエなカッティングをしてたりして、らしくないとこがいい。



3rdはせんがわで吉田が言っていたように、新バンドとして演奏。この日の為に書いてきた曲を演奏。初っ端の曲はなんとなくヒカシューっぽい。さらにハードコアという事で、吉田のブラスト・ビートが聴ける場面もあり、ここは笑うとこだよな。



アンコールは短いインプロ。内橋以外の3者のヴォーカルの絡みにニヤつく。



この新バンド、今後も期待度高い。結構好み。