SupaSession!

今夜も開演時間までにスーパーデラックスに間に合わず、演奏が始まっていた・・・。



勝井祐二の演奏はそれなりに聴く機会があったけれど、iLLことナカコーは何年か前にナスノミツルのセッションで少し聴いただけだし、エマーソン北村は名前を知っていただけ、沼澤尚に至っては名前も知らず、ダブ・ミックスの内田直之とVJの迫田悠は裏方なので、特に気に留めてなかった。



個性的なドラム叩きを見る機会が多いので、沼澤はオーソドックスに見える。だけど的確。締まった音での鼓舞とか印象に残るし、パターンもいくつも提示して、上モノ的な音の多いセッションを引き締め。

北村は2つのキーボードを操っていて、単音のフレーズを片手で弾きながら、もう一方で別の音を演出をしたり、器用さが目に付く。プログレな名前を付けているだけあって、さすがに上手い。

ナカコーはヴォーカルも交えたりして、その個性を今夜のライブの中に上手く注入。ギターのセンスも良くて、ベースがいないセッションだったからか、5、6弦を上手く使ったり、ロック的なカッティングでグルーヴしたり、捻くれていそうでそうでもないところがいい。

2ndの途中でレゲエ/ダブになり、ここが内田の見せ所だったと思うのだけど、太いベース音の無いレゲエを上手く取り扱っていて、聴感も個性的だった。

迫田のVJはサイケな感じで、今夜の演奏に嵌っていた。

トータルなイニシアチヴを持っていたと思う勝井。iLLの個性を活かし、ミニマルなフレーズを重ねるとBattles風だったり、レゲエ/ダブを入れ込んだりしながら、音楽の最終的な印象をROVOにしてしまうのは、それだけ勝井がらしいヴァイオリンを弾いていたという事なのだけど、こういうセンスが抜群。



最近はグルーヴィーな演奏が好みになっている。今夜もバスがあるにも拘らず、またしてもテンションが上がったせいで歩いて帰宅。