外山・内橋 DUO

ピットイン昼の部は14:30演奏開始予定なのだけど、今日はホントに14:30に演奏開始。こんな事で少し驚く。

いつものように、客席を円形にしたセッティングなのだけど、なんかいつもと違う気がして、なんだろうと思っていたら、珍しく内橋和久の手元が無い。足元にはいくつものペダルがあってエフェクトもサンプリングもしているのだけど、ギターしか触らない状態は殆ど見た事が無かった。外山明も前回使っていたカオシレーターは使っていなかった。



1stが15分15分10分で40分のセット。2ndが35分と5分で40分のセット。3分ぐらいのアンコール。大体こんな感じ。40分の数分前に照明が消えて真っ暗になる演出は前回と同じ。だけど、今回は1stで真っ暗な中で内橋が演奏を続けているのに外山が「ギター内橋和久!!」と紹介したり、2ndの暗転がやたら長かったりと、わずかな演出なのに、それだけでも面白い事は出来るって事か。



変なギターと変なドラムの組合せなのでいつもの様に変な音楽になるのだけど、短く変化出来るボキャブラリーに、毎度凄さを感じる。全然後を引かない変化。これを余裕でやってのけるので、たまにいい感じのグルーヴが来ても、あっという間に置いていかれる。

この組合せで何かテーマを持っているのかどうか知らないけれど、Altered Statesの時や誰かとのセッション、或いはソロの時でも内橋がここまで短く変えてくる印象は無い。ギタリスト的なカタルシスの瞬間もすぐに方向を変えるし、ある意味ストイックにすら思える。

内橋が何をやっても独特にあわせてくる外山は、やっぱ、オレが見たことのある中では一番変なドラム。いわゆるフリーというのとは全然違って、「何なんだろうな、この人は?」と、ニヤニヤさせてくれる。



次回は7月の予定らしいです。