John Frusciante

購入しておきながらジャケットの感じが気に入らず、少し放っていたFruscianteの新作『The Empyrean』なのだけど、気が付くと結構な回数聴いていて、3日に1回は耳にしていた。



全体に、RHCPの隠し味と言えるやるせない雰囲気。それと、ジャケットの印象からだけではない宗教的なニオイが加わって、独特のイントネーション。聴く毎にこちらが病みつく。

如何にもRHCPな曲が幾つもあるけど、そういう曲をバンドに持っていかずアルバムに持ち込んだところを見ると、RHCPから逃げ出したりしたクセに、あまり細かい事を考えない性格なのかもしれない。いや、そういう性格だから後先考えず逃げ出したのかも。まあ、それはどうでもいい事か。



いくつか見当たるキャッチーなものも、普遍的なものを身に付けているからか、繰り返し聴くという作業を嫌がらない音。



個人的に、勝手にアメリカーナ認定。









John Frusciante 『The Empyrean』