Beck

ライブ鑑賞7連荘か・・・。アホだな・・・。この後は当分見るものが無いのに、なんでこうやって固まるんか?と、仕方ない事を何度も考えている。

初めて入る事になったNHKホール。こんなとこに足を踏み入れることは一生無いと思っていたのに、一度ぐらいはBeckも見ておかないと、と、軽い理由。



19:15ぐらいに演奏が始まる。「ああ、あれがBeckか。えらい遠いからよくわからんけど、真ん中に立ってるしそうだよな。」と、全く興奮出来ない距離での鑑賞。

いきなり「あああ?」。音、悪すぎ・・・。なんかブートを聴いている気分。なので音楽にノル事も出来ずにウダウダ。「これでドリンクも付かずに¥7,800か、笑わしよんな」とか「オレのiPodの方が良い音してるな」とか考え出す。でも仕方が無い、古いホールでのライブなんてこんなもん。期待していたわけじゃないけど、久しぶりにこういう場所で聴く音は、音楽がどうのこうの以前に辛い。

ってな調子だったのだけど、中盤を過ぎた辺りか、Beckとバンドのメンバーがステージの最前で横並び。なんか、手元に小型のシンセの様なものを持って演奏。これがここまでで一番音が良い。当然ロックとは違う演奏で、少し気分が持ち直す。その後Beckはアコギを持ち、何曲かそれで演奏。この辺りから、音も演奏もいい感じになった印象。それまでリズムすら追わなかったけれど、この辺から足が動く。ベースもやっとグルーヴらしきものが感じられるようになった。もしかしてPAいじったか?とか思っていると、Beckの下手なイントロに導かれた「Looser」。ああ、この曲やるんか。そっか、この手の曲は端折りたがるものだけど、エンターテイナーとして、客の要求を無視しない性格なんだな。いいやつじゃないかBeck



せめて、AXとかリキッドルームの様な大きなスタンディングのハコだったら・・・。それならもう少し音もマシなはず。あれ?、明日はゼップで追加だっけか? ゼップの方が絶対あうよな。今回は選択ミス。でも、元々ゼップまで向かう気持ちは無いから、べつにいいか。



ところで、遠目ながらバンドの面子を見ていて「あれ?」。月曜に見たAdmiralsというバンドのキーボードのBrian LeBartonがBeckのバックだとSDLXに書いてあったけれど、他の面子もAdmiralsのやつらだ。なんだ、あれ、Beckのバックバンドの課外活動だったか。あんなに間近で演奏していた連中が、今夜はやたら遠い位置にいるのもなんか面白い。それにもしかしたら、SDLXにBeckもいたんじゃないか? まあ、いてもオレは気付かんかっただろうし、いたら騒ぎになってただろうけど。