クボタタケシ

こんな事書いている暇は無いんだけど・・・。16日提出だしな・・・。毎年この時期はイヤな気分になる・・・。



キミドリの『キミドリ』は、当然の様によく聴いていた。ECDとのつながりで知ったユニットだったし、そもそもあの頃、日本語ヒップホップのCDなんて20種類ぐらいしか無かったんじゃないだろうか? なのでヘヴィロテ。しかもキミドリは何故か渋谷系な連中にもウケが良かった。今聴くとあの時代の音満載なのだけど、これがカタログに残っているのがなんとなく嬉しい。でも個人的には、『Oh, What a Night!』の方が気に入っていて、小玉和文をフィーチャーしたヒップホップ・レゲエな「なんてキミドリだ今日」とか、ツキのない時には思わずこのタイトルをあてはめて、意味のわからない状態にしてみたりする。



あっさり活動停止したキミドリだったけれど、クボタタケシは主にDJをしながら活動を続けていて、初のメガ・ミックスなCD『Neo Classics』がリリースされた時には思わず手に持ってみたけれど、これが忌まわしきCCCDというブツで、泣く泣く購入を断念した。



昨年、続編の『Neo Classics 2』がリリースされた。実は『NC』のジャケットが好きで、泣く泣くとまで表現したのは、それを所有できなかったという事も大きい。『NC2』のジャケは『NC』の続きのイラストになっていて、ますます『NC』が手元に置けないことにイラっとしたのだけど、CDを開封すると『NC』と同じ構図のイラスト(『NC』とは別物)がブックレットの裏にあって、思わずニヤつく。というか、喜。このジャケット、このやるせない感じはパンクのニオイ。こういう構図のパンクのジャケットの印象が残っている。オレのツボ。



肝心の『Neo Classics 2』の中身。クボタはヒップホップの血を持つDJだけど、それは皆無。じゃあアフロ・アメリカンな音楽がコンパイルされているかというとそれでもない。中南米音楽。それがつなげられている。DJの一番大事な能力である大量に音楽を消費する事と、それを探す事。その成果をこうやって盤に残すのはフロアの一夜をこなす以上に神経を使うと思うのだけど、『NC2』はこれからも時々耳にするはずの内容。まあもし聴かないとしても、このジャケットは覚えている。









Kubota Takeshi 『Neo Classics 2』