Gilberto Gil

昨夜あんな事書いておきながら、結局サッカーは後半の途中からしか見ていない。リトマネンも何も出来ずというか、いくら手抜とはいえ、フィンランドとしてもあの結果は屈辱的だろうと思う。あれは帰ったら相当叩かれる。

帰りが少し遅れたのはレコファンに寄った事が理由。狙いのものは無く、少しウロつくと、まさかのLeft Eyeの新作『Eye Legacy』があって目が点。悩んだけど我慢。JD Southerの『If the World Was You』も悩んで保留。結局手にしたのはMarcelo D2の『A Arte Do Barulhoicon』とSteven Wilsonの『Insurgentes』。基本的に欧米のプログレが苦手なオレは当然Porcupine Treeも苦手なのだけど、Steven Wilson名義の今作、なんと八木美知依さんが参加した曲があるという事で、これはもう仕方が無い(インプレは後日)。結局MD2を買ってる事からわかるように、ブラジルにかなり持っていかれている状態なので、久々にSepulturaの新作『A-Lex』も悩んだけどこれも保留。でも、これはそのうち。



なんやかんや、ブラジル3連発。

トロピカリズモな面子の1人でもあるGilberto Gil。2年ちょっと前にGilの事をログにした時には、ネット上のある連中に対しての怒り爆発な内容。Gilのログにそういう事を書くと言うのは、一応個人的にはなんとなく筋が通ったつもり。

だけど実は、Gilの個人名義のアルバムは『Gil Luminoso: Voz & Violaoicon』しか持っていなかった。それにGilといえばCaetano Velosoとの『Tropicalia 2』が個人的に印象深い作品。だけど昨年の夏場に『Banda Larga Cordel』を購入。夏だしブラジルな音が聴きたいという欲求からの行動。単純。明快。

その『Banda Larga Cordel』は、オレの欲求に応える作品。変わった作風や、斬新な部分は全く見当たらず、北アメリカのポピュラー音楽に影響を受けた汎ブラジルなポップス。しかもなんとなくというか当然というか、バイーアっぽい。リゾートとかに似合いそうな音楽なので、そういうところに行った事が無いし行く予定も無いオレには全く似合わない音楽なのだけど、そのギャップがいいだろ?とか、自問。答えは無い。

まあとにかく、ヤバイ緩さじゃなくて、音楽的に緩いこういう音もたまにはなかなか。でもこの手ばかり聴いていると、それはそれでダメな気がする。









Gilberto Gil 『Banda Larga Cordel』