PUMA Marhaug

もしかして今年もノルウェー勢大挙来日するのか?とか、考えさせる。JazzkammerのLasse Marhaug とPUMAというバンドが来日。

Jazzkammerなんて名前を見るとジャズ系かと思ってしまいそうだけど、実際にはノイズ系のユニット。オレがはじめて買ったスパイクはPumaだったけど、PUMAってバンドは全然知らない。とか、そういう事を考えながらのスーパーデラックス。



1stはMarhaugとMerzbowとJim O'Rourkeによるセッション。バレバレな展開だけど、オレの最大のお目当てはO'Rourkeで、さらに初MerzbowMerzbowはCDは何枚か持っているし、『Venereology』とか、かなり印象が強いのだけど、ハーシュ・ノイズのライブに行くという感覚が自分の中で芽生えず今日に至っていた。

轟音覚悟、というか、それを期待の1st。だけど実は、身構えたほどのものではなかった。確かにハーシュ・ノイズな展開はあるのだけど、あのサディスティックなまでに音をかますイメージのあるMerzbowは、扱うものが自作のノイズ発生機器からラップトップに変わったためか、オレの持っているイメージほどの音は発しない。少々期待はずれな感はあるのだけど、落ち着いて聴いていると、3人の音はフリーインプロとして聴いていられる演奏になっていることに気付く。単に音をぶつけ合う展開ではなくて、エレクトリックな音を扱った絡みあいになり、無意味にノイズに浸るのではなく、音楽が展開されるのを聴く事になった。各々の手元を確認したのは最初だけで、ほとんどは単に音を聴いているだけにしてしまったのだけど、それでも満足させてくれる結果。



2ndのPUMA。色々考えて、まだツアー中との事なので、もしかしたらこれから見る人の目に触れる可能性もあるので、インプレは保留。こういう風に書いた時点であれだけど。帰ったらしらっと書き加える予定。