Mudhoney / Joy Heights

今日でライブ鑑賞3連荘。昨年末の誓いはどこへ?ってなもんだけど、こればかりは仕方ない。

リニューアルされたクアトロ(当然渋谷)に行くのは今夜が初。だけどリニューアルと言っても、ビルがブックオフに占拠されたついでの改装で、受付のフロアのアプローチとコインロッカーの場所が変わり、フロアが禁煙になったので喫煙室が出来ただけ。ドリンクは相変わらずしょうもないまま。



まずはJoy Heightsの演奏から始まる。今回、ステージに向かって右手に陣取った。なので、スピーカーに隠れて右側の演奏者が見えない。JHの面子が入ってきて、よく見える左手の演奏者を見ると、百々和宏には見えないけど、大友良英でも無い感じ。だけどターンテーブルがあって、それをいじって音を出す。???と思っていると、それが大友である事に気付く。こんなに散々見ている大友に何故気付かなかったか?は、その服装。ジャケット着てお洒落している・・・。帽子被ってる・・・。多分今夜のライブに普段大友のライブを見て回っている人は少ないと思うのだけど、その人達が今夜の大友の格好を見たらどう思うのだろう・・・。オレは唖然でした・・・。いや、カッコよかったです。だけど、大友のああいう服装は初めて見たもんで・・・。今年3回目の大友の演奏を聴く機会だけど、そのうち2回はいつものようにパーカーでした。



気を取り直して。

いや、取り直さなければいけないというわけでもないけど。



今夜の大友はターンテーブルを扱う。JHでターンテーブルを扱っている記憶が無いので、これは多分新機軸。それが今回がMudhoneyとのダブルヘッダーである為なのか、音楽的に変化を生じさせようとしているのかわからないけれど、演奏の内容も異なっていた。

昨年ユニットで見たときは、横のグルーヴも持った縦ノリのアヴァンなロックだったのだけど、今夜は横揺れの印象が強い。大友のターンテーブルも馴染んでいるとは言い難く、効果音的に聴こえる。もちろん大友はギターも弾き、場面によってはアヴァン丸出しの音も聴かせるけれど、元々JHではとことんまでその音を扱わないので、今夜はその音の印象も薄い。百々が歌っていた印象もあまり無く、どうしてもtatsuのベースがメイン。中村達也も特に印象は残っていない。但し、ラスト2曲の「崖」とTalking Hedsの曲(「Faster Talking Heads」?)はこのバンドの持ち味が発揮された流石の演奏。変化を狙っているのか、今回のツアーだけの構成なのか、答えは次回に持ち越し。演奏は1時間。



そして念願のMudhoney。書きたい事は、思い入れも含めて沢山あるのだけど今夜は我慢。何故かって?、既にソールドアウトした日曜のチケットも手元にあるから。

明日明後日見る人の為に少しだけ書いておくと、ライブは基本的には『The Lucky Ones』と『Under a Billion Suns』が中心。だけど当然、そうじゃないものも多々。そして、ダブルヘッダーだけどMudhoneyは1時間半ぐらいの演奏だったので、ワンマンな演奏時間。ほぼミドルかアップの曲調で、しかも短い楽曲ばかりでこの時間聴かせることが出来る事の意味に気付けます。とにかくカッコいい。