Tony Oxley / Derek Bailey

仕事帰りにレコファンに寄ってCDを物色。Radka Toneffの『Butterfly』を見つけ、Albert Aylerの『The Hilversum Session』も手にして、案件にしていたO.N.Oの『Signalog』も思い切り、中古でOxbowの『Serenade in Red』も発見(amazonの中古価格が笑える。¥630−¥200(セール中)で買えました。)。まあまあの収穫。ホントはLovejoyの『あの場所へ』とか、ふちがみとふなとの『フナトベーカリー』とかも探したけれど無理で、明日にでもタワレコに行かないと。ダウトの全てのCDを持っているオレは、梅津和時の『梅津和時、演歌を吹く。』は茶水のユニオンまで買いに行く事になるのか?、とか、考えながら帰路。途中、東急本店前のクリスマスツリーが既に撤去作業に入っているのを見て、せわしないなと。クリスマスは今日なんだから、明日の撤去でいいじゃんとか思いながら住処に到着。



その間、というか今日の出勤時からレコファンをうろつき中、そして今まで、ずっと聴き続けていたのはTony Oxley / Derek Baileyの『Quartet』。オレにとって12/25は誰かの誕生日ではなくて、Baileyの命日という事の方が大きな日。

Incusに『The Tony Oxley Quartet』という92年のライブ録音があるけれど、ドラム&パーカッションのTony OxleyとギターのDerek Baileyのデュオ名義『Quartet』は、93年のライブ録音。両盤ともピアノとエレクトロニクスのPat Thomas、サンプラーMatt Wandが加わった編成。この『Quartet』がリリースされたのは今年の6月で、手に入れたのは今月の頭。今年のBailey関係の未発表モノはこれぐらしか見当たらない。

なので今日まで聴かずに置いていた。音質は良好とは言えず、それなのに楽器的にもベース音が無く、安っぽい感触。ただでさえ神経を逆なでする音を持っているBaileyのギターが、ますますその毒気を強める。なんでも出せばいいってもんじゃないけれど、これはそういうものに当てはめてもいい。だけど、そこはファンの性。Baileyに関しては、とにかくなんでも出せと思っている。



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Tony Oxley / Derek Bailey 『Quartet』