2×3

5月のReichの2days。あれ、本当に2日とも行く必要あったのか? そもそもタケミツメモリアルとか、オマエみたいなもんが足を踏み入れていいところなのか? それでもどうしても行くのなら、やはり1日だけでよかったんじゃないのか?

と、こういう自問自答(答えてはいないけど)を長い事繰り返していた。理由はもちろん、Frictionのライブが重なっていたからで、その後東京でなかなかライブが無く、今年はFrictionのライブが見れないまま終わるのかと嘆いていたのに、今夜の代官山UNITでライブがあると知った時は大喜び。というより、なんとなく胸をなでおろした。

但しワンマンではなく、あふりらんぽとKIRIHITOも参加。デュオのバンドが3つなので2×3。どうせならMetalchicksも加えて2×4がゴロがよかったな。



当然トップはあふりらんぽだと決め付けていたのだけど、KIRIHITOが頭。昨年のGWのサノバラウド以来。といっても、その前は更に10年ぐらい前。スタンディングでパワフルにドラムを叩き込むKOVU、妙な音のギターと意味不明のヴォーカルのKeN。元々はパンキッシュなイメージの強いバンドだったけれど、今はその部分も残しながら、グルーヴする音を提供する。だけど、縦ノリとも横ノリとも違う独特なグルーヴ。斜めのグルーヴ。



続いてあふりらんぽ。このバンドを見たのはSonic Youthの前座の時。その時の印象は良くない。その後、ギターのピカが産休になり、ドラムのオニは1人で色々やってて、KIRIHITOと同じくサノバラウドでのパフォーマンス、そしてコブラでの演奏を聴いて、結構印象が変わった。昨年買ったあふりらんぽの『スートブレイコー』も、好印象が残っていた。

今日の出来事を急遽歌にした、「弁当の歌」(勝手に命名)で始まる。楽器を使わない、面白なパフォーマンス。そして楽器の演奏に変わるのだけど、正直な話、あまり面白くない。やっぱこのバンドのライブはオレには向いていないと思った。ところが、「グリーン車で会ったサンコンの歌」(これも勝手に命名したけど、こっちはちゃんとした曲名があるかも)辺りから様相が変わる。ギターの音が薄くてつらいと思っていたのだけど、その印象が変わる。特に最後の曲は構成も凝っているし、ピカのアヴァンギャルドな音とパワフルなオニの連打がカッコよかった。



Frictionの演奏について書いても今更。というか、今夜のライブ、オレは知っている曲が3曲しかなかった・・・。「Cushion」、「Red Light Dumb」、「Zone Tripper」。この3曲以外の曲がわからない・・・。もしかすると『Skin Deep』からの曲が多かったのだろうか? 『Skin Deep』はあまり聴き込んでいないから、実は気付かない曲もある。しかも、今日のライブはイマイチReckの歌が聴き取りにくく、その事の不満は残った。でも、Reckと中村達也の作り出すヘヴィー級の疾走感を浴びるように聴けたし、やはりこのバンドはカッコいいなと再確認。来年までには『Skin Deep』を聴きこんでおく。






今日も結局トータル4時間を越える時間座ることが無かった。明日は普通に仕事なんだけどな。



物販で『Zone Tripper / Friction 1978-2008』を購入。2冊の写真集+CD。CDだけリリースしてくれればいいものを・・・。