Amp Fiddler / Sly & Robbie

昨夜のログで、「(Sly & Robbieの作品を)とりあえず我慢。」と書きながらも購入してしまった様に見えるAmp Fiddler / Sly & Robbieの『Inspiration Information』。だけどこれは『Hurricane』と一緒に買ったもので、Sly & Robbieが重なったのは偶然。

Fiddlerを聴くのは、1stの『Waltz of a Ghetto Fly』以来。というか、2ndの『Afro Strut』がリリースされていた事を知らなかった。



『II』は全体にR&B色が濃く、Fiddlerの印象が強い作品。ジャジーな音色、さらに、デトロイト・テクノな連中が好んで使うキーボードの音が使われていて、だから実はデトロイト・テクノ好きにもアッピールするものがこの作品にはある(と思う)。そしてそれだけじゃなくて、全体的にファンクの感触。ファンキーじゃなくてファンク。それも、ジャンルというよりSly & The Family StoneFiddlerのファルセット気味の歌声や地声の歌声もここに通ずるし、どうしても印象的なベースもなんとなく共通点。

もちろんレゲエといえる楽曲もあり、それがリズムだけじゃなく、Fiddlerも取って付けた感じはない。こういう風にR&Bとレゲエが違和感なく収まるって、ありそうでなかなかなかった(と思う)。

全体のトーンは夜の時間帯。ジャケットがイマイチだけど、多分小洒落たものを好む連中にもアッピールする。



もしかしたら今年のR&Bの裏ベストな作品かもしれない。「何で裏?」かは、そういう言葉を使うとわかったような顔が出来そうだから。カッコつけてみただけ。



※ちなみにこのCDのリリース元のHPでアルバム2曲目の「Drama Inside」がDLできるので、興味があればチェックを。









Amp Fiddler / Sly & Robbie 『Inspiration Information』