Altered States と その仲間たち

Altered States19周年記念ライブ3daysの最終日。今夜はカーネギーホールでの演奏。4回目のカバープロジェクト。今回はChicagoのカバー。このプロジェクト、昨年はJeff Beck、その前はPink Floyd、その前はSantanaだった。Santanaは『Lotus』の再現、Pink Floydは『Atomic Heart Mother』の「Atomic Heart Mother」と『The Dark Side of the Moon』、Jeff Beckは『Blow by Blow』と『Wired』。それぞれ2枚のアルバム(Santanaの『Lotus』はCDなら2枚組でアナログは3枚組)を聴けばOKだったのだけど、今回は1〜5作目からのセレクト。聴かなければいけない量が多すぎで、さすがに曲や演奏をちゃんと頭の中に放り込む事はできなかったけれど、大体の音楽性みたいなものは掴んだし、このシリーズで最もオレの肌に合っている。ので、問題なし。



Altered Statesの3人に加えて、この企画ではお馴染みのピアノ及びオルガンの岡本洋、この人が吹けなければ誰も吹けないらしいトランペットの木幡光邦、○○に似ているサックスの矢口博康、タンクトップなトロンボーンの松本治、エロいスカートなバス・トロンボーンの足立恵子、そして歌担当で歌詞がダサいからホントはChicagoが嫌いなSam Benette、特に何の説明も無かったNicholas Vroman、 名前の通り消えてしまったKieron Cashell(参加予定だったらしいけど行方不明になったとか)。

1stが『Chicago Transit Authority』と『Chicago(II)』と『III』からのセレクト。2ndが『V』の全曲。アンコールは1stと同じ範囲。



めんどくさいので演奏内容については割愛。とは言っても、やってる事はカバーなので、Chicagoの曲が演奏されたという短い言葉でまとまると思うけど。なので以下、いつものように余計なところを。



ラッパの木幡がえらく「Saturday in the Park」を気に入っていた。その木幡は、Chicagoが来日した時のコンサートでビッグバンドのメンバーとして共演歴がある。モノホン。



昨日のログに書こうと思って忘れていたのだけど、一昨日はストラトが立てかけられていて、どこかで使うかと思ったら結局使用せず、昨日はテレキャスが立てかけられていたけれど、これはギリギリアンコールで使用。そして今日は主にテレキャス。少しストラト。で、オレは初めて見た内橋のアコギの演奏。



Chicagoは嫌いと言っていたBenetteだけど、実際は結構ノリノリで歌っていて、なんだかなと思った。



最初松本はシャツを着ていたのだけど、途中で脱いでタンクトップになった。オレもいつか、ああいう腹になるのだろうか・・・。



サックスの矢口は、リードに保護用のキャップをつけたまま咥えようとしていた。



消えてしまったCashellのせいで内橋はコーラスをやる羽目になったらしい。そしてその影響か、Vromanは歌の入りを間違える事数回。



Chicagoといえばブラスと言えるけれど、でも、今夜の岡本のピアノやオルガンの音を聴いていると、その要素もかなり重要だと気付く。



フロントに管楽器の4人が並んだため、芳垣とナスノは殆ど見えず。まあいい。



その芳垣のバスドラに、

Tokyo

 ↓

シカゴ

と書いてあった。意味不明。



実はSantanaだかPink Floydのときにも参加していたという足立さん。エロいスカートというのはオレの感想じゃなくて、楽屋での話しを内橋がMCした時に言っていた。で、今夜の大ヒットがこの足立さん。演奏はトロンボーンのサポートなので吹かない時間も多いのだけど、あれだけオッサンが集まったステージを見て胸焼けがすると、足立さんを見て持ち直す事ができた。ナイス・セレクト。でも、実はスカートは大してエロく無かった。



内橋が「今のChicagoは○○」とけなしたので、帰りはあえて『17』を聴きながら帰った。




これまでの事から予想していたけれど、この3日間で今日が最も盛況の状態。なんだかな。