Van Morrison

このところ、ライブ帰りによく耳にしているVan Morrisonの新作『Keep it Simple』。歌い手としての賞賛を浴びまくってきたMorrisonだけど、個人的にはあまりチェックしていなかった。



初めて手にしたのは『Bang Masters』というアルバム。これはオリジナル・アルバムじゃなくて、ソロとしての最初期の録音を集めたもの(だったはず)。初めて手にしたのがこの作品だったのは、これがリリースされたばかりのタイミングだったからで、それ以外に理由は無かった。その後『The Best of Van Morrison』、『It's Too Late to Stop Now...』と手にして、当時新作としてリリースされた『Too Long in Exile』、そして評価の高い『Moondance』を聴いて、この辺で止まってしまった。多分10年前ぐらいでMorrisonを聴く事を継続する事を止めた。理由は覚えていないけれど、特に好みでは無かったって事だと思う。

それなのに新作を手にしたのは、これも大した理由は無く、レコファンに行ってみたはいいけど特に欲しいものも浮かばず、なんとなく手にしてみたといういい加減な流れ。



新しい音を求めて手にしたわけじゃないので、このアルバムの中にある音楽が欧米のオールド・スタイルなものばかりである事に、特になんとも思わない。力んだ様子は皆無で、Morrisonが自分のやり方で、余裕で歌っているだけのアルバムだと思う。だけど何度も耳にした。









Van Morrison 『Keep it Simple』