Yusa

9月になった。今年の暑い時期、一番聴いてたのはこれ。



現在のキューバの若手ミュージシャンとして、多分筆頭な知名度を持つYusa。といっても、個人的にはTelmaryを知って、そのTelmaryのアルバム『A Diario』のプロデューサーであった事がYusaを知るきっかけ。その後Yusaの2ndの『Breathe』を聴いて、1stまで辿りはしなかったけれど、新作がリリースされれば手にしてみる気持ちになっていた。

Yusaの音楽は、躍動するラテンの感覚が満載という事とは異なる。『Breathe』は、R&Bマナーとまでは言えなくても、それを聴く感覚で聴いても違和感は無かった。新作の『HAIKU』(『HAIKU』は『俳句』という事。何故日本語なのかよくわからない)は、それとは異なった複合的なポップスの洗練の印象が強い。そういった意味では昨年のZap Mamaの『Supermoon』やDee Dee Bridgewaterの『Red Earth』に通ずるところがある。だけど『HAIKU』を聴いていて思い出すのは、何故かUAの『Golden Green』だったりする。メロディーや管楽器の配置、抑えられたベース音等が、そういう印象にしたのだと思う。









Yusa 『HAIKU