Altered States

昨夜もピットインに行って、ライブ鑑賞三連荘。

昨年ぐらいからか、Altered Statesの演奏に変化を感じることが多くなっていたのだけど、昨夜の演奏はその最たるもの。間違っているかもしれないけれど、確か1stが3曲、2ndが4曲の演奏。短く演奏を切っていた。

結果としてそれがどうだったかと言うと、個人的には演奏のわかりやすさが気になった。上げるポイントみたいなものが早くなってしまい、それが結果的に演奏がコンパクトに纏まったのだと思う。以前ならば、そこからのつなぎを探りながら演奏が続いていたのだけど、それを端折ったような印象。それによって聴く側として緊張感が減った。

つまらなかったわけではない。ここにきて、このバンドの土台がプログレなんだという事が内橋のギターから感じられたし、だからこそナスノのベースは活きる。だけど、昨夜一番印象に残ったのは芳垣のドラムで、Emergency!の時にも激しいドラムを聴かせるけれど、あくまでもジャズをやっている事になっているEmergency!の時のギリギリの枠を外した激しいドラミング。圧巻だった。

即興で演奏するのがこのバンドなので、印象が変わる事は当然の事。次はまた違ったものを聴かせてくれるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。即興は水物。11月に恒例の3daysがあるけれど、その時にどういう演奏をするのか、結局それを楽しみにする。ちなみに恒例のコピー大会(アルバム再現プロジェクト)はChicagoとの事。しかし、「Anarchy in the U.K.」は知らないのにChicagoは知っている内橋って・・・。