Raphael Sebbag

夏は暑い。のは当たり前。暑いのが苦手なオレはこの時期は気力が無い。例年はそれでもなんとか過ごしていたけれど、今年は全然気力が無い。なのでブログは放ったらかし状態になりがち。まあ別に問題は無い。

なのでなるべく涼しい音を聴きたいのだけど、暑っ苦しいからこそこの時期に似合う音もあるわけで、そういうものはこの時期でも涼しい環境で聴くと気持ちがいい。冬場に暖かいところで食べるアイスクリームというのに近い。でもオレは、冬も夏もアイスクリームとかそれに準ずるものを口にすることは殆ど無いけれど。

Raphael SebbagのEP『From El Fantasma De La Libertad』がリリースされたのは06年の9月。その年明けぐらいにフル・アルバムがリリースされるかと思っていたらそうでもなく、「なんだかな」と思っていたところにやっとリリースされた『El Fantasma De La Libertad』。『From El Fantasma De La Libertad』に収録されていたものを含んだフル・アルバム。キューバ音楽をベースに、アフリカな音とスピリチュアルなジャズを複合的に扱ってクラブ音楽マナーで作り上げている。と言ってもSebbagの持つセンスがフロア向けだけに留まらない聴かせる音に仕上げていて、例えばKip Hanrahanの作る音が好きな人にもアッピールするものがあると思う。

暑っ苦しい音だと思っていたので1ヶ月ほど前から耳にしていなかったけれど、これを書くために耳にしてみると結構クール。カッコつけなだけでは作れない音。









Raphael Sebbag 『El Fantasma De La Libertad』