I'm Not There

輸入盤なら安いし、ジャケットもやたらカッコいいので買ってみるかという気分になった『I'm Not There』。これは26日から日本でも公開されている同タイトルの映画サントラで、中身は多種のミュージシャンによるBob Dylanのカバー集。まあまあ面白いものもあるけれど、本音を言うと大して面白くない。オリジナルのDylanが歌っているものを聴かずにこっちを聴く理由が見つけられない。という事で、1度聴けば十分というか、2枚組みなので途中で飽きる。だけど辛抱して最後まで聴いた。それは最後にDylanの未発表曲「I'm Not There」(とは言ってもアルバムの2曲目でSonic Youthがカバーしている)が入っているからで、これを聴くという目的で他の曲を飛ばさずに我慢する事が出来た。『The Basement Tapes』な時にThe Bandと録音したこの曲、悪いわけが無く、Dylanの未発表な録音が出るたびに「なんでこれを今まで?」というのは恒例な事。









VA 『I'm Not There』