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この後も得意のウダウダが続いているのだけど長いのでカット。イマイチだったという事を書き綴っていた。で、何故やめたかというと、1度書いてあったけどとりあえずもう1回聴きなおそうと思って耳にしていたら、最初の印象よりも良くなっていて、ちょっとこれはマズイと思い、急遽Monkに差し替え。別何も投稿しなくても良かったのだけど、なんとなくMonkの事を書いておきたい気分でもあった。

という事で『Ego Trippin』、オレにはちょっとスルメ。昨日から何度か聴き直しているけれど、聴けば聴くほど感触がよくなってきている。Pete Rockの流れで耳にしたせいで、オレの好みのヒップホップな音が耳にこびりついていたせいで、『Ego Trippin』の音の印象が悪かったのだと思う。だけど、これをゴリゴリのヒップホップという感覚から外して聴くと、ヒップホップにR&Bやファンクや、お遊びとしてカントリーなどを混ぜ込んで作ったものになっていて、なかなか面白い。

初めて聴いたときにはあまり面白いと思えなかったオープニングからの数曲も悪くないと思っていると、キャッチーな歌モノ「Sexual Eruption」が耳に残っている事に気付き、 Zap Mamaを思わせる1人多重録音でRaphael Saadiq(?)がゴスペルを下敷きにしたコーラスをつける「Waste of Time」に惹かれ、モロにPrinceな歌モノ「Cool」で笑い、ビートとキーボードのリフが「Doggfather」を思い起こさせる「Sets Up」と続く中盤は気に入っている。ゴリゴリなヒップホップの「Staxxx in My Jeans」、ヒップホップ・ソウルな「Been Around tha World」、Snoopとしては早口なラッピンが冴える「Let it Out」、カントリーな「My Medicine」の後の、いかにも悪い感じの「Ridin´ My Chevy」が個人的なベスト。メロウな「Those Gurlz」から最後の「Can`t Say Goodbye」まではR&Bなサビの為、ヒップホップ感は弱まるけれど、まあ、そういうものだと思えばこれはこれでよかったりする。

聴きなおしてみると実は結構良かったという感想に落ち着く。だけど、無くてもいいと思えるトラックもある。それらを端折って、50分ぐらいにまとまってくれていれば、モンクの付け所が無かったかもしれない。









Snoop Dog 『Ego Trippin』