The Duo

ここ数日で、いきなり寒くなった東京。それ以前も寒かったけれど、より寒いという事。その寒さにめげそうになりながら、ピットインに向かった。今日はあのギター・デュオ、デパペペのライブ。見逃すわけにはいかない。

って、そんなわけない。タイトルでバレバレ。恥ずかしいぐらいに下らない事を書いているのは、今日飲みの誘いがあったけど「ライブ見に行くからパス」と言ったところ、「何のライブ?」と聞かれたので、「ギターのデュオ、、、デパペペみたいなやつ」と言ったところ、「デパペペのライブに行くのか?」と言われてしまったので、めんどくさくなり「おう。デパペペ見てくる」というくだらない会話をしてしまったせい。そしてなんとなく「デパペペのライブに行くオレ」が気にってしまい、ほかの知人にも「今日、デパペペのライブ見てくる」と言ってしまった。



くだらないネタはこの辺で。The Duoはもちろん鬼怒無月鈴木大介の事。そもそもこの2人で『The Duo』を作ったのを知ったのはライブの告知を見たからで、CDを買うよりもライブに行ってみようかという考えの方が先だった。だけど結局CDを先に手に入れてしまい、それの印象は強いものではなかったけれど、それでも、だからこそ、ライブでこの音は聴いてみたいと思った。

で、まあ、やはり流石というしかないライブだった。とにかく2人とも上手い。CDでは感じ取れなかったピック・ピッキングの鬼怒と、フィンガー・ピッキングの鈴木という個性の違いを上手く活かしている。曲の途中での主旋律奏者の交代とか、CDを適当に聴いているときには気づかなかったけれど、それを目の当りにして、バッキングから主旋律を爪弾く瞬間を目の当りにして、それによって曲の中で変化が生じるのを目の当りにして、たったそれだけの事でこんなに変化が出るものなんだと気付いた。

くだらないネタを最初に書いてしまったので、この後ウダウダ何か書き続ける気力は無くなった。だけど、アコースティック・ギターが好きならこの組み合わせは一度ライブで接するべき。CDを買うお金があればライブが見れる。今度の日曜に茨城でコンサートがあるらしいのだけど、チケットがあまりまくりらしいので、CD買うつもりの人はそのお金でそのコンサートに行ったほうがいい。デパペペ好きな人も、The Duoのライブを見ると色々と気付くものがあると思います。