Ray Davies

予想外の短いスパンでリリースされたRay Daviesの新作『Working Man's Cafe』。結局これもオレの琴線に触れる。触れるどころか完全に掴まれる。前作よりもさらに安心させる音で、それは現代性みたいなものは皆無なのだけど、ロックにおけるメロディーの強さみたいなものが、The Kinks時代を通して一貫した存在感を放つ。輸入盤で手にしてしまった為、いつもの様に何を歌っているのかわかっていないけれど、それでも多少理解できる部分だけでも、大げさな事を歌わない立ち位置がわかる。変わらないものは、穏やかだけど強靭。









Ray Davies 『Working Man's Cafe』