The Pop Group

ドラゴンズにM7が点灯したので久々に投稿。



如何にもかもしれないけれど、Pop Groupは好きなバンドの一つ。Massive Attackなんかにつなげてブリストルサウンドとして認識するのが洒落ているのかもしれないけれど、そういうめんどくさい事を考えずにロックとして吸収するのが手っ取り早い。

このバンドの音は、ファンク的なリズムとジャンキーな上モノが交じり合った印象。ファンクな感じはContortionsに近いものを感じるし、ジャンキーな音やヒステリックなヴォーカルはDNAを思い起こさせ、要するに『No New York』をネタにしてダブ的な手法でミックスしたものに聴こえる。

オレはあまりブートの類には興味がないので、7月にリリースされた『Idealists in Distress from Bristol』がブートとして出回っていたものをオフィシャル版としてリリースという事については特に思う事は無くて、とにかく、Pop Groupの未発表ライブが聴けるという理由だけで喜んで購入した。

が、音が薄い。ブート時よりも音質は上がっているとの事だけど、それでも個人的には辛い。1枚目の1曲目、「Don't Sell Your Dreams」のみラジオ放送時のスタジオ録音なので問題ないけど、他は苦しいと言わざるをえない。スタジオ録音のアルバムでは、上モノの混沌に比べるとリズムはマトモな印象があるのだけど、この音質では(というかライブだからかもしれない)その上モノの面白さは激減。だけど、妙にスカスカした感じはらしいとも言える。これは結局、Pop Groupのマニアックなファン向けの商品。このアルバムからPop Groupを聴き始めるという人はいないと思うけど、間違ってもそういう事がないようにご注意を。









The Pop Group 『Idealists in Distress from Bristol』




んー、CDはこのまま優勝できるのだろうか? 例え優勝したとしても、何か釈然としないシーズンだったという気持ちは消えないかもしれない。それは虎とか紳士が優勝した場合でも、そのファンは同じように思うんじゃないだろうか? まあそれでも、優勝すれば大喜びするのだろうけど。だけど今年はクライマックスシリーズとかいう鬱陶しいものがあるな。