The Cinematic Orchestra

悪くは無いのだけど世評ほどの良さは感じない。というのがオレのThe Cinematic Orchestraに対する感想。ヨーロッパのジャズの新しい流れとして聴いても、レーベル・メイトのJaga Jazzistの躍動感溢れる音とは違うし、オレはネオ・ムード派という造語を作って勝手に分類している。

新作の『Ma Fleur』は暗い。暗いものも嫌いじゃないけど、これは気分が滅入る。とても夏場に聴く音楽じゃなかったので最近まで放っていたけど、冬場に聴くとさらに厳しい感じ。まあ、バンド名のCinematicという言葉は確かにあてはまる音。

これ聴いて「良い」とか言える人って、色んな意味で余裕のある人だと思う。









The Cinematic Orchestra 『Ma Fleur』