吉田アミ / Christof Kurzmann

この間Erstwhileから新作リリースのメールが来ていて、その新作が日本のショップに入荷するのはいつごろか?などと考えながら久々に耳にした吉田アミ / Christof Kurzmannによる『a s o』。吉田アミは見た目とは違ったヤバイ声を発する人なのだけど、『a s o』における表現は不定期に途切れ途切れなもので、それがKurzmannの電子ノイズと無機質だけど有機的にに絡むのを聴いていると、これが音楽なのかどうなのかとか、人の声という最も原始的な表現とllooppという最新のツールを使った表現が同じ方向を向いているのか違うのかとか、そういう疑問は消える。というのはウソだけど、それでも疑問をイチイチ解決しなくても、それはそれで構わないと思しまう。

こんな感想じゃあ、いったいどんな音か全然わからないと思うけど、簡単に言えば微音/弱音系。世の中の大多数の人たちが、4分11秒の1曲目を聴いたら、その後は聴かないと思う。





吉田アミ / Christof Kurzmann 『a s o』