Ground-Zero

日本のアヴァン / エクスペリメンタル音楽シーンにおける名ユニット、と、自信を持っていえるGround-Zero。そのG0のライブも残念ながら見る事が出来なかったけれど、最初期のライブが記録された『Live 1992+』がリリースされた。

元々記録用としてとったものらしく、時代を考えれば録音機器も今のように手軽にデジタル録音出来たわけでもないだろうから（DATかも知れんけど）、音質は良いとは言えない。だけどここでの大友良英 / 広瀬淳二 / 加藤英樹 / 植村昌弘 / 山塚EYEの咆哮は尋常じゃないテンション。現在においてもこのシーンが広く認知されているとはいいがたいけれど、それでも90年代前半に比べればいくらかマシだと思う（それはインターネットによって情報の共有及び交換が容易くなった事に起因する）。『Live 1992+』にはその、強烈にアンダーグラウンドな存在として活動するしかなかった面子の未整理のままと思いきや案外整合性が取れていたりする表現が刻まれていて、音楽のスタイルはどうであれ、これはパンクという言葉以外に似合う言葉はない。









Ground-Zero 『Live 1992+』