Cheba Djamila & Liberte

ライという音楽があることは知っていたけれど、それがどんなものかという理解はゼロ/100。そのゼロを四十二/100ぐらいまでは持っていきたくて、Cheba Djamila & Liberteというグループの『Enregistrement Public Au Festival Les Escales』に手を出す。

ライはアルジェリアの音楽らしいのだけど、アルジェリアもアフリカという事と、多分イスラム系であるということぐらいしか知らなかった。地理的に北アフリカである事は、さっきWikipediaで確認。

とにかく音を聴く。ライという音楽の特徴が知りたい。わけだけど、なんだかよくわからない。もろにレゲエな曲があったり、イスラム系なのでRachid Tahaを思わせる部分もあるけれど、思ったより西アフリカな感じ。というか、オレ的には殆どYoussou N'DourやSalif Keitaを聴いている感覚。イスラムの独特のメロディーというよりも、西アフリカ的な伸びやかな感触が印象に残る。と思うのだけど、アルジェリア北アフリカなわけで、やはりよくわからない。だけど、このグループのヴォーカルはパワフルで良い。ストレートにガツガツくるし、この伸びやかな声を聴いてYoussouやSalifを思ったわけで、要するに「高い声の男性ヴォーカル」だと思っていたら、Chebaというそのヴォーカルは女性という事で、少し驚くけれど、でもこの声と歌の良さは変わらない。

で、結局ライという音楽の特徴はわからなかったのだけど、多分ヴァイオリンの奏でる旋律がそれを表現しているのかと思う。でもオレ、このヴァイオリンだけ聴いても、それが西アフリカのポピュラー音楽との違いはわかりません。まあ、少しアラビックかなあ。西アフリカとアラブの折衷かなあ。という事で、結局七/100ぐらいのライという音楽の認識だと思う。









Cheba Djamila & Liberte 『Enregistrement Public Au Festival Les Escales』