Friction

Friction at 渋谷クアトロ。名古屋までアホ面下げて見に行ったFrictionのライブが、思いっきりオレの行動範囲(テリトリーという言葉が誤解されそうなので、今回から変更)であるというわけで、こんなものを見逃す訳が無い。と、偉そうに言ってみたけど、ホントはこのライブがある事は割と最近知って、あわてて@ぴあをチェックしたけどチケットは当然売り切れ。しまったと思い、ヤフオクかあ、、、と思いながらチケットの出品をチェックしていた。それが先々週あたりに試しにと思い、e+をチェックしたらなんとチケットが残っていて、あわてて購入した。

とりあえず仕事を終わらせて、というか終わってないけど一旦部屋に帰ってきて、リーマンっぽい服装から普段の服装に変えて(ロック系のライブで、リーマン的な服装は基本的にさける事にしている)、それでも時間の余裕があったのでビールを飲みながら時間をつぶし、開演の20:00丁度ぐらいにつくように部屋を出る。雨が降っているという、スタンディングのライブではついていない(傘が・・・)天気の中、20:00ぐらいにクアトロに着き、慌てず騒がずエレベーターで4階に(並んで入るタイミングの時は階段しか使ってはイケナイという決まりがある)。チケットを出してドリンクチケットを受け取るのを忘れずに(以前、Arto Lindsayのライブに慌てて行った時、ドリンクチケットを貰い忘れた・・・)今度は階段で5階に。

混んでいるのはわかっているので、すぐにドリンクバーの行列に並びチケットをビールに替えサクッと飲み干す。灰皿のあるところで一服、と思ったら、タバコを持ってくるのを忘れた事に気づく・・・。しまったと思いながらも、まあいいかとも思い、フロアには降りず適当な位置で開演を待つ。

2回目のライブ、しかも前回は特に大きい訳ではない得三という場所だった事もあって、結構レックを見ていたので、今回はあまり見えなくてもいいという考えがあった。だから少々視界が苦しいところだったけど、あまり気にならなかった。まあ、日本人としては背が低い方ではないので、全然見えないという事は殆ど無いという事もあるのだけれど。

ライブを見る前は頭の中に得三での音を思い浮かべながら、と思っていたのだけれど、場所が違えば音は違うわけで、比べても意味ないかと思いつつ、体が揺れる。今日は涼しい日にも関わらず、混んでいる事と、結局終わりまでずっと体が反応してしまった為、終演時には汗だくだった。



あまりにも音に触れてない。四の五の言っても仕方ないのだけど、一応前回の時と比べて思ったのは(結局比べてる)、前回よりサンプラーを使った音があまり無かったように思えたという事。場所とかオレの印象の問題なのかもしれないけれど、今回は前回と同じくベースをギター的な音に変えるエフェクターでのギター的なアプローチは変わらずやっていたけど、前回のギタリストがいるんじゃないか?、と一瞬思った様な状態の音は聴こえなかった。それと、全体的にグルーヴ度が上がったかもしれない。それはもちろん良い事なのだけど、その分尖った部分が少し減ったと言える。だけど元々かなり鋭角なので、全然問題ない。

中村達也は、前回はあまり視覚に入れられなかったけど、今回は割としっかり見えた。オレがピットインなんかでよく見てる様なタイコ叩き達と単純な比較は出来ないけれど、まあ、やはりそういう人たちに比べれば当然のように思いっきりストレートなロックの叩き方で、そのパワフルな音は結構刺激的。

そしてレックの歌なんだけど、例えばソウルなんかを最高の歌だと思っている様な人たちには、ヘタクソな歌に聴こえると思う。だけど味がある、とか言うつもりは無いけれど、でも、あの歌い方で割としっかり音程がとれていて、なんていうか、カッコイイと思った。ロックって、既成のものに対する反発として受け入れられてきた訳で、そういう事を思えば、レックの歌というのは正しくロックなんじゃないかと、そういう事を思ったりした。




ライブの場から帰りが近いというのはやっぱり楽。ライブ当日に投稿する事が出来るというのもいい。

そういえばライブが終わって階段で降りる時に、4階でCDの先行発売と言ってて、「はあ? いくら何でも新譜がでるわけじゃないだろ?」と思って覗いてみたら、『Skin Deep』の再発盤と、まさかの『Live at “Ex Mattatoio” in Roma』が。『Live at “Ex Mattatoio” in Roma』がCD化されるという情報を持っていなかったので、ちょっと驚きながらも財布を開いた。当然今は、それを聴きながら書いている。先行っていつの発売なのかと帯を見たら8/18と書いてあるので、1ヶ月も先行して売ってた事になる。実は買った後、「先行発売とか言っても、1日でも先行だったりするし、それだったらタワーで買ってポイントつけた方が良かったかも」と思っていたのだけど、1ヶ月なら買っていなければ逆に後悔するはめになったわけで、珍しく冴えた判断だったと自画自賛