Jim O'Rourke / 坂田明

Jim O'Rourkeと坂田明による新作『かなしい』は、昨年末に発売された『およばれ』の翌日のセッションからのCD化。自分のBlogを見て、『およばれ』にはMiles的なファンクを感じていた事を思い出した(その為にBlogを書いている)。だけど『かなしい』は、フリー・ジャズ的な音。しかも少し古いタイプの阿鼻叫喚系。でも、O'Rourkeのこの手の演奏はあまり聴いた事が無かったので、新しいとか古いとか、そういう事を関係無しに聴いているけれど、O'Rourkeの熱っぽい音はなかなか面白い。

このアルバムをフリー・インプロヴィゼーションではなく、フリー・ジャズと感じる最大の要員は坂田のサックスだと思う。上手く説明出来ないけれど、坂田のサックスから噴出される音はフリー・ジャズ的なカタルシスがあって、その熱にO'Rourkeはほだされたのかもしれない。









Jim O'Rourke / 坂田明 『かなしい』









Jim O'Rourke / 坂田明 『およばれ』