Era

たまたまディスプレイされていた『Three Colors of the Sky』というCDを手にとり、その帯を見てみると、鬼怒無月の名前を発見。Eraというユニットで、ヴァイオリンの壷井彰久とギターの鬼怒によるユニット。鬼怒とヴァイオリンといえば、Bondagefruitでの勝井祐二が頭に浮かぶわけだけど、壷井という初めて名前を知ったヴァイオリン弾きとの音に手を出してみた。

鬼怒はギターの他にシタール、壷井はアコースティックとエレクトリックのヴァイオリンを使う。但し、壷井のエレキは勝井ほどのエフェクトを使った音ではなく、多少音が増幅されている程度の使い方。鬼怒もエレキを使っていても、あまり派手派手しい使い方ではない。そんな音で奏でられるのは、どこかで聴いた事のあるような、無国籍な感じの曲。デュオでの演奏だから必然的に音の隙間は増え、そこに伸びやかさを感じる。音の節々が的確だけどなだらかで、気をつけて聴くと1音1音の羅列に圧倒され、何気なく聴いていると、曲の魅力が浮かび上がる。












昨夜のイタリアはいいサッカーをしたと思う。堅い守備と時折見せる鋭い攻撃は、ドイツにとって、思った以上の圧力を感じたはず。ゲームの序盤はドイツが押し気味かと思ったけど、その後はイタリアが攻め込まれている時でも、ドイツにゴールのニオイはしなかった。延長の序盤はドイツにもチャンスはあったけれど、それをものに出来る程の運は、今回は用意されてなかった。対するイタリアは、リッピが90分間の間に1人しか選手交代を行わなかった事が功を奏した。この辺の戦略、ゲームの読みはさすがとしか言いようが無い。そしてこの試合、マン・オブ・ザ・マッチにピルロが選ばれた事で、このチームはトッティという看板をピルロが掲げているチームだという事が証明されたと思う。カンナヴァーロも凄まじく、彼がマン・オブ・ザ・マッチでもよかった。さらにザンプロッタ、個人的にイタリアの心臓だと思うガットゥーゾの働きも忘れられない。

このチームは、多分オレが今まで(TVで)見たイタリア代表で最も優れたチームだと思う。個人的にイタリア代表が特に好きな訳じゃないけど、今回のW杯で、このチームが今後4年間の指標になる事になっても、異論は無い。