Dinosaur Jr

昨夜もライブを見に行ってて、三連荘。今年は押さえ気味にと思っていたのだけど、なかなかうまい事行かない。

で、昨夜はタイトルにもあるように、AXでDinosaur Jrを見てきた。昨年のフジロックで、Lou Barlowを含めたオリジナルメンバーで再結成され、その時の評判から今回の再来日が決まったのだと思う。どれぐらいの集客があるのかと思ったら、ほぼ満員状態で、あの当時を知らない今の若い連中もDinosaur Jrを聴いているという現状にちょっとビックリした。

ステージに出てきた3人を見て、「デカイ」と思った。前日のGrooversが華奢という事もあるのだけど、さすが中年アメリカ人、 J Mascisなんざしっかり太っていた。

ライブはほぼSST時代の楽曲だったと思う。正直耳なじみの無い曲もあったのだけど、Barlowはメジャー時には脱退していたので、そういう意味でもメジャー時代の曲は殆どやってないはず。が、ネットの情報を見ていると唯一「Wagon」だけはやっていた様だけど、実はオレは「Wagon」の入っている『Green Mind』だけ持っていないので、「Wagon」がわからん・・・。

全般的に流石の大音量とノイジーなギターの音で、来た者の期待を裏切らなかったと思う。音量は後方で見ていたオレが聴いていて、ギリギリ、これ以上上げるとVoが厳しいという限界のところに近かった。特に見ていて面白かったのはBarlowのベースの弾き方で、別にギター的な音の出し方をしている訳でもないのにもかかわらずギターのストロークのようにベースを弾いていて、よくあれでちゃんとベースラインを弾いているな、と、関心してしまった。

一つ難点を言えば、ちょっとMurphのドラムが平坦だったかも。楽曲自体が元々リズムに特徴的なものを求めていないのと、オレが普段聴いているもののドラムが半端無い人達ばかりなので、今回のようなパワー一点張りのドラムはちょっとキツク聴こえてしまうのだと思うけど。まあ、目の前であれだけギターの音を出されれば、とにかく力任せに反応するしかないのだろう。

ライブは本編1時間ちょい、アンコールを2曲ずつ3回やって、合計2時間にも満たない長さだったけど、長ければ良いってもんじゃなく、丁度いいぐらいの長さでダレル瞬間も少なかったし、楽しいライブだった。

でも、最後の曲が一番力のこもった演奏をするのって、結構考えて構成しているんだなって思ったりもした。