花田裕之

しつこいけど嵌ったら飽きるまで・・・という事で、『Solo Works 1990-1998』も購入。ソロ転向後の最初期からの音が入っているので、1995年発売の『Rock'n'Roll Gypsies』がイマイチだったのはあの頃のオレの状況の問題か、それともやはり音がイマイチなのか、それを判断するには絶好の代物。

一聴して思ったのは、やはりソロ転向後の音はあまり面白くないという事。音も硬いし、花田裕之の歌も雰囲気のあるものではない。後年になるほど少しずつこなれている感はあるけど、全体としてはこの2枚組みを聴き終えるまで、その印象はあまり変わらなかった。繰り返し聴いていれば多少印象は変わるだろうけど、『Nasty Wind』は最初から気に入ってしまったので、そこから1998まで遡ってどこからが今の花田の音につながるポイントになるのか、気になる。