Altered States

結成16周年記念もとうとう最終日。期待の単独ライブ。



20時過ぎメンバー登場。とりあえず内橋和久が、「昨日のSantanaで弾き疲れた・・・」と、洩らす。あまり余計な事も言わず、1stセットが始まる。

全体的には、いつものイメージのAltered Statesの演奏。この1stセットで出色だったのは、芳垣安洋がアップテンポなリズムを叩いても、ナスノミツルが音を引っ張った為に、リズムはタイトなのにグルーヴは緩めという展開。そしてナスノミツルは珍しく座った状態で演奏していて、そのせいか音のイジリ方が、今まで聴いた中で一番多彩だった。

内橋和久は、持って行きそうな瞬間をいくつも見せながら、なかなか頂点まで持っていかないという、ジラシなのか不調なのか、ちょっと判断つかない感じ。1stセットは40分ぐらいの演奏で終わって、いつもよりちょっと短め。

2ndセットでは少なくてもこの三日間では聴かせてなかった音(オレの耳ではBailey的)を使ったりして、複雑なニュアンスの音が漂う。エフェクターを駆使した展開では、所謂エレクトリックノイズを使うミュージシャン達と同等の音を聴かせ、その音楽的スキルの高さを見せ付ける。さらに、芳垣安洋がオカズだけで音を鳴らし、内橋和久がギターをアンプから音を出さない状態で演奏をするという展開があって、ホントに色んな事やるな、この人ら。

1stでは迷いのようなものを感じた内橋和久は、2ndでは持って行く瞬間はキッチリ持っていって、Altered Statesらしいカタルシスをキメてくれた。2ndセットも演奏が終わり、さすがに3Daysの最後らしく、殊勝な事を言う。内橋和久は「今度は結成17周年記念をやる」と言い、ナスノミツルは、「Altered Statesがあるのもお客さんのおかげ」と言い、芳垣安洋は「CD買え」と言う。若干殊勝とは言えないセリフもあるな・・・。ちなみにアンコールは、内橋和久がアンプを壊してしまったらしく、今回は見送り。そのかわり次回は、いつもより一曲分多めにやるとの事で、それに期待。



なんか今日はあっさり書いてるけど別に期待はずれだったわけではなく、まだ音から抜け切れていないせいで、あんまりコテコテと書く事が出来ないだけ。とにかく、楽しい三日間だった。結成17周年記念は1weekでやって欲しい。