一青窈

ハナミズキ」を改めて聴く機会があった。「もらい泣き」がヒットしている時は、狙いすぎな曲だと思った。そのメロディーに、そう思わせるものがあった。



ハナミズキ」は、とあるTV番組のマンスリーエンディングで使われていた事があって、特に聴きたいと思わなくても何度も耳にしていた。今回改めて聴いてみて強く感じたのが、歌い方に英語の影響が無いというところだった。一青窈について何も知らなかったので、ネットで検索して、彼女が台湾と日本のハーフである事を知った。どちらもアメリカ文化の影響を多大に受けている国だと思うけど、それでも一青窈は日本の大多数の歌手とは違って、歌う事に英語の影響を持ち込まなかった。それが一青窈の特別なところだと思う。

そして、「もらい泣き」ではあまり好きではなかったメロディーも、「ハナミズキ」では心地よいと感じる事が出来る。「ハナミズキ」の作曲家の方が、オレには一青窈の歌い方を生かしていると思える。



東アジアを感じさせる曲で、今の日本でヒットするようなポップスが歌えるというのは才能だと思う。彼女のような歌手が増えれば、オレも今より日本のヒットチャート音楽を聴く機会が増えるのだけれど。まあ、2曲しか聴いてないオレが、わかったような事言うもんじゃ無いって思うけど。