My Favorite CD (2016 Best10+?)

今年も勝手に考えて勝手に公表。追記で補足。
順位無し 大体リリース順、じゃなくて購入順。








Tortoise 『The Catastrophist』
なんかあんまりおもしろくない現代ジャズとかよりこっち。
Iggy Pop 『Post Pop Depression』
歌も曲も演奏もキャッチーどころか渋い。その渋いのがカッコいい。長くなるので端折るけど、イギーのキャリアの中でも重要作。このアルバムのツアーを収録したライブ盤も同様に聴き倒し推奨。
・Rock'n'Roll Gypsies 『IV』
これが大人のロック。
・Henry Threadgill 『Old Locks and Irregular Verbs』
クラシック寄りの意匠とジャズのそれとの中間とかどちらかに寄り倒したりとか、そういう編曲とかが耳に残る。
・Tyshawn Sorey 『The Inner Spectrum of Variable』
もうこれはジャズじゃないけどソーリーにそのパターンは珍しくない。なんかこれホント嵌り倒して一週間ぐらいこれしか聴けない状態になった。
Red Hot Chili PeppersGateway
ここ2作ぐらいは全く面白くなかったんだけど、オルタナAORと思えるこのアルバムは気に入ってる。どれぐらい気に入ってるか?っていうと、最初はストリームで聴いてたのに結局CDを買ったぐらい気に入ってる。このアルバムを聴いて久々に前作『I'm with You』を聴き直すと悪くないなあとか思えるようになった。
Tyondai Braxton 『Oranged Out E.P』
今現在最重要な人の一人。この人がいるので打ち込み的な音楽は殆ど興味が失せた。
・The World Heritage 『The Land of Light』
全部がカッコいい即興。オレの知人には勝井祐二の音が苦手という人もいるんだけど、ここでの勝井のブルースハープの様な音を聴けば印象変るはず。ロックは好きだけど即興は苦手という人も聴いて欲しい。
・野原廣信 『琉球古典音楽決定盤 命ど宝どう』
琉球古典の需要がよくわからないけど、そのおかげでこういう音で古典が聴ける。古典じゃない沖縄民謡とは楽器編成が幾らか違うのが聴きどころ。
・Joe Morris 『Shock Axis』
クリアなトーンではなく歪み系のエレキギターを弾き倒すジョー・モリス。モンク無しに最強。ぶっちゃけモリスが絡んだ作品は全部入れてもいいのだけどそうすると面倒な事になるのでこれ一作で我慢。でもモリスは全部聴け。
・Terre Thaemlitz 『Long Trax』
結局シンプルなハウスには勝てないとか思う。まあ別に勝つ必要はないけど。
・Aisha Orazbayeva 『Telemann Fantasias』
クラシックです。ので、最初の印象はそんなに良くなかったのだけど、何度か聴き直しているうちにクラのメロをギリギリで変にしたりして耳に馴染むし、何よりアイシャ・オラズバエヴァのヴァイオリンが時々その悪魔っぷりを発揮してボーっとさせる。
・Elza Soares 『The Woman at the End of the World』
ブラジルのベテラン歌手と中堅〜若手というバックアップで製作されたブラジルなロック。カッコよすぎだしセンスが他とは全然違うし、やっぱブラジル最強かも知らん。これも当初はストリーミングで聴いてて、我慢に我慢重ねてたのだけどしきれずにCD購入。
Daniel Lanois 『Goodbye to Language』
ライ・クーダーのスライド・ギターが作り上げたアメリカーナ的音響という感じの音が好きなのだけど、これはそれと同じ様に感じる。
・Common 『Black America Again』
コモンもある時期から全く面白くないと思ってて、今作もストリーミングでいいと思ったらそれになくて、でもネットでも品切れしているしいい機会だからもういいなと思ってたらあっさりレコファンにあった。じゃあまあ買うかって買って聴いたらヤバいなカッコいいな、と。これのせいでデラもATCQも外す決心が出来てしまった。
・ココナツ・バンク 『The Complete Coconut Bank』
これを一回外して16枚にまで削ったけどそれ以上削れなくて諦めて、したらこれも無理やり外す理由は無いと気づいての復活! ポップ音楽ヤバいだろ。
・Ryley Walker 『Golden Sings That Have Been Sung』
今月のCDジャーナルの「じゃずじゃの息子」でこれ取り上げてて、まあそうまで言うなら聴くかって買ったやつ。ギリギリDeep Cuts Editionで買えた。したらこれ、曲の出来はいいし演奏も含みあるし。で、DCEのCD2はこの手の音楽性から即興で展開していくというなかなか想像以上で、即興というのに対するオレの固定観念を改めざるを得ない面倒な展開まで持ってかれた。
・内橋和久&Richard Scott 『Awesome Entities 』
ログアップ後に追加。ユーモアのあるアヴァンで即興の緊張感みたいなのもあって、やっぱこれ外すのはちょっと変。

今年も当然のようにかなり削った。David BowieとLeonard Cohenは追悼の意味が濃くなる。今年初めて聴いたuKanDanZは新作よりも前作の方を聴いてしまった。John Caleは新作と旧作の抱き合わせみたいなので外した。Lucinda Williamsは今聴くと気分じゃなかった。Brian Enoは聴くタイミングが難しくて回数が少なかった。unbeltipoは耳になじんでない。Vijay Iyer&Wadada Leo SmithとプーさんはECMだから外した。Louie Vegaは今回は分量過多でKyokaは少なかった。泯比沙子+ナスカ・カーはジャケが遊びすぎ。Little Creaturesは歌詞が...。Death Gripsは買ったのに殆ど聴いてなかった。石野卓球は初回盤を買えなかった。WilcoはRyley Walkerに撃ち落とされた。Nels Clineはなかなかハードルが高くて一気に2枚聴ききる回数が少なかった。Suicidal Tendenciesはちょっとジャケが...。カフカ鼾はオマケのDL音源の方が気に入ってしまった。Rovoは個人的にアルバムをあまり重視していない。J Dillaは発掘音源なので止めた。Neil Youngはなんとなく。Elvis Presleyはヴォーカルは古い録音だし。
って、相当無理のある理由。ECMだからとか因縁つけてるだけで、去年とかECMのやつあるし。まあでもそういう隙を突いていくのがこの作業。上記した選外扱いのも個人的にはお勧めだらけ。いつも言ってるけど、時期が違えばリストも大分違うだろうし。

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