EARTHDOM 7周年記念 RedDyed

(新)大久保辺りに行く事がほとんどない。記憶しているのは十数年前の事で、なんかの会で焼肉を喰いに行った。その頃は韓流が流行る前だったけど、それでもそこそこ混んでいた記憶はあって、久々に行った(新)大久保はやっぱり結構混んでいた。なるほど、確かに韓流のお店がかなり立ち並んでいて、歩道は速い歩行がしにくい。が、これは店の問題と言うより、この場の賑わいに対して歩道が狭すぎるという事だと思う。まあここが気に入らない人は居るみたいだし、それはその人の考えだからいいと思うのだけど、気に入らないならわざわざ足向けしなければいい。象徴として(新)大久保を攻撃したいってのは稚拙。
で、目的はライブ観賞。(新)大久保が十数年ぶりなので7周年らしいアースダムは勿論初の足向け。まあ、大体想像出来る感じのハコ。が、ドリンクを売っていることこがライブフロアと別になっていて結構広い。が、今夜は4組なので関係者も多々いてなんやかんや混み混み。
最初は奇形児。しかしまさかこの歳になって奇形児のライブを見る事になるとは・・・。若い頃、知人のパンクスにカセットにコピーしてもらったのを聴いてたりしたのだけど、自分で音源を買ったことは無い。まあ若い頃はそういうものは結構ある。で、そのカセットも二十年ぐらい聴いてないのであいまいな記憶のままで聴いた奇形児は思ってたよりもタテノリでもなく、まあ横にもならんけど、とか思いつつ、なんか感慨深い気持ちで接することになってしまった。そういう感じはちょっと失礼ではあると思うけど、あのバンドのライブを初めて見る、という時はこうなるのは仕方が無い。
続いて久土'N'茶谷。このバンドだけ他とは違ってパンクと言う言葉で括られる印象は無いのだけど、ロックでグルーヴするスキルは今夜一。たった2人なのに不足しない。
3番目はSLIP HEAD BUTT。んー、なんかこのバンド見たことあるなあと思っていて、ライブが始まってヴォーカルを見て思い出した。そっか、あの時見たな。かなりStoogesを意識したバンドだと思う。のでここも所謂パンクのイメージの音とは若干異なる。が、ヴォーカルのIggy Popを意識しまくったパフォーマンスと、バンドに少しだけあるアヴァンな音が今夜の4つのバンドが結局一括りじゃないなあ、と。
してトリはthe原爆オナニーズ。まあ今夜の狙いはこのバンドだったわけで、しかしやっぱパンクすると言う意味では圧倒的だった。まあ、オレがこのバンドが好きだという事も大きく関係しているのであれだけど、このセットはそれまではなんとか汗をかかない程度にしていたのに、ここで一気に汗まみれ。勿論後方で、です。オレが完全にタテタテで音を追ってしまうのはこのバンドぐらい。まあとにかくGOは今のところ最強のパンクロックだと思う。しかも今夜はなんと最初期のメンバーだった良次雄がゲストで加わるという大きなオマケ付き。たしか2曲だったか?、20年ぐらい封印していたという曲とか演奏されて、まあどの曲であれタテタテのパンクなので、頭に入っていない曲だったけどカンケーなかったな。つーかカッコよかった。