GYPSY-GARDEN vol.1

今年1発目のRock'n'Roll Gypsiesのライブ。下北沢のガーデン。行く前からニヤニヤしていた。それは仕方が無い。オレはこのバンドが大好きなので仕方が無い。
RRGの時のログは、まあ、殆ど書くことが無い。それまでとの違いとかそういうのを求めているわけではなくて、驚愕の!みたいなのを欲しているわけじゃなくて、ロールするロックをお願いしている。し、それをしてくれる。今夜もいつものRRG。が、このハコが縦型のスタイルに変わってからオレはここで初めてRRGを聴いたのだけど、殆ど反響の無いマットな音という印象。花田の歌声にエコーが全く無い。けど、そんなで花田の歌はちゃんと花田の歌になっている。元々ギタリストだった男が急遽ヴォーカルも担当することになってから今まで、それなりの時間が経っているけれど、今は花田はシンガーという言い方がちゃんとあてはまっている。というのを、この場で再確認ってのもなんか変な感じだけど、下手な人はあの音では誤魔化せない。です。って気づきつつ毎度ニヤニヤしてたら、3曲目か4曲目、なんか全く聴いた事のない感じが来て、「この曲何?」って思ってたら「Honey Bee」だった。おおお!、こんなに劇的にアレンジ変えてきたか・・・と、驚きつつ、下山がテーブルトップギターというかスティールギターというか、まあそういう感じでギターかましているのに気が付いて、で、その音のサイケなアグレッシヴにニヤニヤ。あー、下山って、やっぱ凄いギタリストなんだな、とか、今更な事いってんじゃねーボケ!な事、思いました。すみません。この後オレがニヤニヤヘラヘラウルウルしてしまう「Old Guitar」なんてのもあって、まあ、また勝手に歌っているのごめんなさい。
久々に休憩を挟む形。して、まずはRRGで一発かまして今夜のゲスト、金子マリを呼び込む。あの金子マリを、こういう感じでライブとして接する機会が来るとは考えたことも無かった。まあ、オレの世代から見ても既に現実的な接し方をしてきた人じゃない。けど音源として、渋谷毅との『MARI SINGS ALONG WITH SHIBUYA-SAN』は持ってて、結構気に入って聴いてたりした。ので、そのハイトーン気味の歌声を聴いている時もイマイチ現実感が無く、なんとなくボーっとしていたのだけど、RRGのグルーヴで我に返ったりしつつ。まあ、予想外にはっちゃけたキャラだったりして、全く知らない曲なのになんか気づくとコール&レスポンスに参加してしまったり・・・。して、今夜もう1人のゲスト、カルメン・マキも呼び込まれる。おおおおお、あのカルメン・マキ・・・。あのカルメン・マキ・・・。あのカルメン・マキか・・・。まあ、ピットインで鬼怒無月を従えてライブしてたりするのでなんか近い感覚はあったのだけど、実は音源は全く持っていない。けど、その歌声は記憶にある。あの曲も知っている。マリさんとマキさんが一緒に歌う。なんか、モノ凄いの、見てる気がした。して、マリさんだけ引っ込んでマキさんが1人で歌う。まあこの人は日本の女性ロック・ヴォーカルの最初のスタイル。つーか、今でも結局その言い方はマキさんにつながるな、と、今夜気づいた。これ、だよな。オレ等が知らなくても知っている歌声って。
色んな意味で濃い2人のゲスト後にRRGがきっちりらしいグルーヴでライブを締める。締めて当然アンコール。最初にマリさんとマキさんを呼び込んで、日本語歌詞な「I Shall Be Released」。して、RRGの、、、あれ?、なんだっけ?、まあいいか。まあとにかく、41歳最後の日、あ、本厄最後の日でもあるのだけど、それがこうやってオレの大好きなRRGで締められるというのは、ホント、オレ、運がいいんじゃないか?って、思う。